若者は録音でやり取り!フランスで人気のメッセージアプリとおもしろスタンプ

2025.09.05

フランスに住んでみて私がいつも感じているのは、フランス人はコミュニケーションが好きな国民でおしゃべり好きな人が多いということです。生まれたときからインターネットやデジタル文化が身近な若い世代のコミュニケーション方法はユニークなものがあり、彼らから新しい視点の発見を得られることもあります。今回は、フランスの高校生~20代の社会人の若者世代で人気のコミュニケーション方法を紹介します。

 

メッセージアプリは音声録音でのやり取りが人気!

ワッツアップ ( WhatsApp ) というメッセージアプリをご存じでしょうか?日本のLINEのように、フランスでは多くの人が利用しているメッセージアプリです。若い世代はメッセージや無料通話よりも、音声録音機能を使ったやり取りを楽しんでいます。

自分の伝えたいことを吹き込み送信し、それに対して返事が音声メッセージで送られてくるというやり取りを何度も繰り返しています。若者がスマホを耳のそばに近づけている場合は、相手のメッセージを聞いている最中です。

「何度も吹き込んだり聞いたりするなら電話のほうが早いのでは?」と感じる人もいるでしょう。ですが、録音なら片手ででき、何かをしながらでも“会話のリレー”ができる点が、若い世代にとって魅力のようです。

 

スタンプは”かわいいよりおもしろい”がポイント

フランスで使われるスタンプは日本人から見たら変な感じのものばかり。彼らが好むスタンプはイラストではなくリアルな写真です。かわいいものや有名キャラのものは全くありません。ミーム ( meme ) と呼ばれ、SNS文化では頻繁に使われいています。先ほど紹介したワッツアップでも、絵文字以外に画像添付する機能があります。

若者曰く「おもしろくて奇妙な画像をいかに見つけるかが大事。かわいさは基準にない」そうです。ネットで拾った画像や、自分の写真を加工しておもしろくしたものなど、“リアル感”がポイントになっています。

私も一度、自分の写真にユーモラスな吹き出しをつけてミームを作ったことがあります。試しに送ってみたところ、若い世代にとてもウケて嬉しくなりました。

 

フォーマルな場合はAIをアシスタントとして利用

アルバイトの履歴書、問い合わせ、研修先探しなど、フランスでは文章を書く場面が少なくありません。手書きよりもパソコンで作成したものが好まれる傾向にあります。

普段は友人同士で画像や音声メッセージを使って気軽にやり取りしていても、メールやレジュメが必要な場合には、ChatGPTなどのAIツールで文章を確認するのが一般的です。

AIは、自分が書いた文章を添削してくれるアシスタントのような存在。私自身も真似をして、仕事や問い合わせのメールを送る前にチェックをお願いするようになりました。言いたいことを正確に伝えるために、AIのサポートを受けるのはとてもおすすめです。

 

まとめ

今回は、フランスの日常生活で見かける、若い世代のコミュニケーション方法を紹介しました。フランス語を学ぶ人にとっても、音声録音ツールやAIによる添削は役立つでしょう。ただし、話す力を伸ばすためには、やはり自分自身で練習することが大切です。9月から何か新しいことを始めたい方は、アンサンブル・アン・フランセで楽しく会話の勉強をしてみてはいかがでしょうか。フランス語が理解できると世界が広がりますよ!

執筆 YUKO

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