南仏各地で大規模な山火事 負傷者多数

2017.07.26

24日(月)以降、フランス南部各地で大規模な山火事が多発しています。

昨日お伝えした、ヴォクリューズ(Vaucluse)県のリュベロン自然公園(Parc Naturel Régional du Luberon)の森林火災では、最終的に865ヘクタール(東京ドーム185個分)の森が焼失しました。

山火事3ヴォクリューズ県の火災現場

同じく月曜日には、プロヴァンス=アルプス=コート・ダ・ジュール(Provence-Alpes-Côte d’Azur)地域圏にあるヴァール(Var)県のクロワ=ヴァルメール(La Croix-Valmer)のジガロ海岸(la plage de Gigaro)のすぐそばで爆発的な火災がおこり、およそ440ヘクタール(東京ドーム94個分)の森が焼け、消防士7名が負傷しました。

また、地中海に浮かぶコルシカ島北部のオート=コルス(Haute-Corse)県では、推定で1800ヘクタール(東京ドーム385個分)の山林が燃える、壊滅的な火災が発生し、少なくとも15名の消防士と11名の救急救命士が煙を吸い込むなどして負傷しています。

これらの大規模火災を受け、フランスはEUに対してカナディア(Canadair)機2機の支援を要請し、上空からの消火活動を行っています。また更に8機の追加申請も行うとジェラール・コロン(Gérard Collomb)内相が発表しています。

今後もミストラル(Mistral)と呼ばれる激しい北西風が続くと予想されることから、当局は住民に向け「森林での作業、バーベキュー、喫煙、火を用いた行為」を自粛するように呼び掛けています。

各地で森林火災が多発しています。最新情報を常に確認し、安全の確保に努めてください。

執筆:Daisuke

 

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