北京オリンピックからフランス人選手続々帰国、メダル合計14個

2022.02.25

メダル2月20日(日)、中国・北京で行われていたオリンピック第24回冬季大会が閉会し、多くのフランスの選手が帰国しています。今回フランスチームは、合計14個のメダル(金:5個、銀:7個、銅:2個)を獲得しました。

バイアスロンのカンタン・フィヨン=マイエ(Quentin Fillon Maillet)選手は、今大会で個人・団体合わせて5つのメダルを獲得しフランスを沸かせました。

 

バイアスロン マイエ選手5つのメダル

マイエ選手は平昌大会で3種目に出場したものの、表彰台入りは果たしませんでしたが、これまでの世界選手権では10個のメダルを獲得していました。

今回の北京大会でマイエ選手は6種目に出場し、男子個人(20km)、男子パシュート(12.5km)で金メダル、さらに男女混合リレー、男子スプリント、男子リレーでは銀メダルを獲得しました。

この功績は、オリンピックの一つの大会で獲得したメダル数においてフランス人最多です。マイエ選手は北京大会の一躍スターとなり、閉会式ではフランス選手団の旗手を務めました。

22日に出身のジュラ地方へ帰還したときの様子です。

同じバイアスロンでは、女子マススタートに出場したアナイス・シュバリエ(Anaïs Chevalier-Bouchet)選手も、平昌大会でのリレー銅メダルに続き、銀メダルを獲得しています。

フィギュアスケート アイスダンス シゼロン&パパダキス組悲願の金

アイスダンスでは、前回大会では衣装のトラブルで銀メダルに終わったギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)&ガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)組が、金メダルを獲得しました。

シゼロン&パパダキス組はリズムダンスで世界最高得点となる90,83点を獲得し1位でフリーに進むと、フォーレの「エレジー」の音楽に合わせ完璧なフリーダンスを披露し今季ベストとなる136,15点を得て、総合226,98点で1位に輝きました。

結成して18年目となる今シーズンは、2021年末に行われたヨーロッパ選手権に出場せず、オリンピックが久しぶりの実戦となりました。ライバルとされていたロシアのシニツィナ&カツァラポフ組とは2020年1月以来の対決となり、見事に優勝を勝ち取りました。

 

スノーボードクロス、クロスカントリー男子リレー

W杯ランキング2位で、ソチ大会銀メダリストのクロエ・トレスプシュ(Chloé Trespeuch)選手は、スノーボードクロスで銀メダルに輝きました。

また、クロスカントリースキー男子4x10kmリレーでフランスチーム(Richard Jouve, Hugo Lapalus, Clément Parisse,Maurice Manificat)は銅メダルを獲得し、これは3大会連続となります。

 

アルペンスキー クラレイは41歳で銀

W杯に2004年から出場し、世界トップクラスで戦い続けるヨアン・クラレイ(Johan Clarey)選手は、2010年バンクーバー大会以来4大会連続の出場にして、今大会はじめてメダル(銀)をつかみとりました。

チームメイトからは「パピィ(papy)」と親しまれる41歳です。

 

フリースタイル ルドゥーなどメダル逃す

メダルが期待される中、モーグルのベンジャミン・キャヴェ(Benjamin Cavet)やペリーヌ・ラフォン(Perrine Laffont)は今回は惜しくも表彰台を逃しました。

フリースタイルスキーのテス・ルドゥー(Tess Ledeux)はビッグエアでは銀メダルを獲得しましたが、スロープスタイルでは疲労のためか表彰台を逃し、2冠はなりませんでした。

開会式の旗手を務め、メダルの期待がかかっていたアルペンスキーのテッサ・ウォーリー(Tessa Worley)選手はおそらく最後となる今回の大会で上位入賞はなりませんでした。

執筆あお

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