エールフランス 2月21日から毎週金曜?ストライキ

2020.02.20

エールフランス航空 飛行機

2月20日(木)、エールフランス航空(Air France)の複数の組合が明日2月21日(金)からストライキに突入します。フランス国内線など近距離便を中心に、フライトキャンセルや遅延のため空のダイヤが乱れそうです。

 

パイロット、ベースアップ3%に不服

今年の春闘でベースアップ(基本給の引き上げ)交渉中のエールフランスおよび子会社のローコスト航空オップ(HOP!)のパイロット組合(Syndicat National des Pilotes de Ligne:SNPL)は、会社側が提示したベースアップの3%を却下し、2月24日(月)に第一回目のストを行うと発表しました。

さらに会社側が要求を受け入れない限り、28日(金)より毎週金曜日にストを行うと予告しています。

組合は特に「ローコスト航空HOP!のパイロットの労働条件の改善」を目指して交渉に臨んでいます。

ラ・トリビューン(La Tribune)紙によると、「会社側は3%のベースアップ、つまり年間550万ユーロ(約6億6500万円/1ユーロ=約120円)の人件費増額を提示」した模様ですが、組合側はその倍を要求しており交渉は難航しそうです。

 

エールフランス国内線、今週末スト

主にパリ・オルリー(Orly)空港と地方空港を結ぶフランス国内線の従業員が加盟している5つの組合も、明日21日(金)と翌22日(土)の2日間ストを行います。

 

希望退職による正社員減

組合側は「エールフランスは近年希望退職を募ることで徐々に正社員を減らし、業務を下請けに移行して組織を縮小している」と警鐘を鳴らしています。

昨年9月の希望退職者の募集では、約3000人の社員中465人が応募しました。応募者は今年の3月末で退職します。

エールフランスおよびHOP!オフィシャルサイト(英語)はこちら

執筆:マダム・カトウ

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