3月12日(日)発行のJDD(Le Journal du Dimanche)誌で、妻への金銭不正受給疑惑を報じられた共和党の次期大統領候補フランソワ・フィヨン(François Fillon)氏がその数日後に、衣装代として13,000ユーロ(およそ159万円、2017年3月13日現在)を、匿名の人物に支払わせていた、と報じられました。
2012年以降、総額で48,500ユーロ(およそ590万円)に上る、パリの高級ブティック「Arnys」の衣装が提供されていたとみられています。オーダーメードスーツを含むこれらの衣装のうち、35,500ユーロ(およそ430万円)分は現金で支払われていました。
フィヨン氏は友人の一人から贈ってもらったと述べていますが、その人物が誰なのか、またそれほどの高額な衣装の料金を第三者に支払わせていたことに疑惑の目が向けられ、大統領選挙への影響は避けられないものとみられています。
執筆:Daisuke