10日(日)、RATP(パリ交通公団)の運転手達で構成される労働組合は、組織化における強引な経営手法にともなう「慢性的な緊張状態」を非難するためのストライキを行う、と発表しました。
ストライキは12日(火)に決行され、RER(首都圏高速鉄道網)のA線とB線は、午前と夕方のラッシュ時には、通常時の1/2の本数しか運行されません。
1日で120万人が利用するヨーロッパでもっとも利用者数の多いA線は、朝と夕方のラッシュ時以外には、更に大幅に減らされます。シャルル・ド・ゴール空港とアントニー空港を接続しているB線もラッシュ時以外は、通常時にくらべて1/4の本数となります。
特に、シャルル・ド・ゴール空港へ向かうB線は、パリの北駅(Gare du Nord)より北部はSNCF(フランス国鉄)が運営しているため、空港へ向かう際には、一度北駅で電車を乗り換えなければならない可能性があります。現在の段階ではどのような運行形態をとるかはわかっていません。
RER以外のRATPが管理する公共交通機関(地下鉄、バス、トラムウェイ)などは通常通りの運航を予定しています。
火曜日にRERを利用する予定の方は、時間に十分ゆとりをもってお出かけください。
執筆:Daisuke