お待ちかねの「一言フランス語のコーナー」。今回のジャンルは「愛の言葉」! とはいってもできれば絶対に「自分には」使いたくない表現ですが、山あり谷ありの人生、一応知っておいて損はないはずの言葉です。
「浮気する」はフランス語でなんて言う?
「気持ちが浮わつく」で浮気。日本語の表現は上手いですね~。でもフランス語の浮気は、日本版の直訳ではありません。そういった悪しき行為をダイレクトに表す動詞1つです!
ヒントは…
「間違える」の代名動詞ではないバージョン、ですかね。もう答えを言ってしまったも同然でしょうか??
正解は…
tromper quelqu’un
この動詞、一般には「~をだます」という意味で用いられますが、恋愛関係で使われる場合は「~(の愛)を裏切る=浮気する」となります。いくつか例文を作ってみましょう。
例文をいくつか
Il trompe sa femme depuis des années.(現在形)
彼は数年前から奥さんを裏切っている(浮気をしている)。
Il a trompé sa femme 2 fois en une année.(過去形)
彼は1年に2度、奥さんを裏切った(浮気をした)。
Elle a été trompée par son mari il y a un an.(受動態、過去形)
彼女は2年前に、夫に浮気をされた。
などなど。他にも条件法過去を使って、
Il aurait trompé sa femme pendant qu’elle était en Suisse.
彼は奥さんがスイスにいた時に浮気したかもしれない
という言い方はとても使えそうですよね~。「Je」を主語にするとなんだか縁起悪い気がするので、念のため主語をすべて三人称にしておきました(苦笑)。
使いたくない表現ですが…
自分や身の回りの親しい人には使いたくない表現ですよね。でも今後「間違えました= Je me suis trompé(e)」と言う時、そういえばtromperってそういう意味もあったな…と、頭の隅に留めておきましょう!
執筆 Miwa