今年もまた行ってきました、モン・サン=ミッシェル(Mont Saint-Michel)!日本人観光客がフランス旅行で絶対行きたいリストにあげる世界遺産。
絶対行きたい「西洋の驚異」
モン・サン=ミシェルはノルマンディー地方南部(またはブルターニュとの境)、サン・マロ湾上1キロほど沖に出た要塞のような小島。そして、そこにそびえ立つ修道院にもまた同じ名が付けられ、こちらは「西洋の驚異」とも呼ばれてるそう。
潮の干満が激しい場所
サン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満がもっとも激しい場所として知られていて、その差は15メートル以上。モン・サン=ミシェルは満潮時には海に浮かび、干潮時に地続きとなるので歩いて渡れるようになっています。
ですが昔は海を渡る途中で一気に押し寄せる潮に呑まれる巡礼者も多く、「モン・サン=ミシェルに行くなら遺書を置いていけ」という言い伝えが残っているほどの難所でもあったそうな。
この一節、よ〜くわかります。だって、上の写真のように干潮時は広〜い潮干狩りぴったりな場所が、満潮時には歩道までザブンザブ〜ン!と波押し寄せるんですから!
満潮時の様子はこんなかんじ
下が満潮時!ちょうど私たちが行った時は2016年でいちばんの満潮時だったので、まさにこんな感じでした(この2015年の満潮期のビデオをご覧あれ!)
708 年、「この地に聖堂を建てよ」という大天使ミカエルからのお告げを受けて、地元の司教が礼拝堂を造ったことが「聖ミカエルの山(モン・サン=ミシェル Mt Saint-Michel)」 の由来だそうです。
フランス最大の観光地
こんな波打つ場所の小島に修道院がそびえたってるんですから、当時神のなせる技と思われたのも当然。1979年、ユネスコ世界遺産に登録され、毎年300万人もの観光客や巡礼者が訪れるフランス国内最大の観光メッカとなっています。
モン・サン=ミッシェル訪問は、時間にゆとりをもってお出かけくださいね。次回はこの旅行で出会った美味しいランチ!
⇒前回の記事 パリのおしゃれカフェ:Café Merci – 75003
執筆 Mayu
Mayu’sの美味しいフランス:
パリでフランス料理教室「Mayu’s Kitchen in Paris」を主催する料理研究家、野菜ソムリエ、フードアナリスト、出張料理人。料理教室では旬のBIO野菜を使ったオシャレでライトなフレンチ、ヘルシー和モダンを中心に教える。京都月桂冠フランス特派員。日本やフランスのメディアでも活躍中。
Mayu’s Kitchen in Paris: http://mayu-kitchen.com/
Facebook: https://www.facebook.com/MayusKitcheninPais