初級者も上級者も…仏検を受ける4つのメリット

2021.04.11

エッフェル塔と本

フランス語を勉強している理由はさまざまだと思います。学校の必須科目だから、大学の第2外国語として選択したから、フランスに行ってみたいから、英語以外の外国語を覚えたいから…など。

けれどもフランス語の勉強をしていても、自分の実力はどのくらいなのかよくわかりませんよね。せっかく勉強しているのだから、自分のフランス語のレベルを知りたいと考える人も多いのではないでしょうか?

そんな人におすすめなのが、実用フランス語技能検定試験(仏検)です。そこで今回は、仏検を受けることのメリットをご紹介します。

初級者にも上級者にも、仏検を受けるメリットがあることがわかりますよ。

 

【メリット1】自分のレベルがわかる

仏検は自分のレベルを知るよい機会です。レベルも1級から5級まで7段階に分かれています。合格すれば、次のステップに進む自信がつくでしょう。

不合格であっても、「合格」の目標に向かって勉強するモチベーションの維持につながります。語学の勉強は途中であきらめてしまいがち。けれども、仏検合格というハッキリとした目標があれば、勉強の意欲を失うことはありません。

 

【メリット2】弱点が把握できる

仏検が終わるとその場で解答が渡されるので、すぐに自己採点が可能です。どんな問題ができて、どんな問題ができなかったのかを合否結果よりも先に知ることができます。

3級までは「読む」「聞く」「書く」、準2級以上はさらに「話す」が問題に加わります。自己採点して、このなかのどの項目ができなかったかを把握しておきましょう。自分の弱点の強化ができ、フランス語のさらなるステップアップにつながります。

 

【メリット3】学生は単位や留学に有利

フランス語科やフランス文学科のある大学は、仏検を取得すると単位を認定してくれる場合があります。3級や準2級が単位取得の目安です。単位がもらえると思うと、フランス語学習のやる気が出ますよね。

また、交換留学制度の選考にも有利に働きます。交換留学は休学せずに単位が取得できます。フランス語を生かした仕事を目指したい、フランスでの生活を体験してみたい…そんな学生にはぜひ利用してほしい制度です。

とはいえ、大学側も学生をフランスに遊びに行かせるわけではありません。きちんとフランス語を学習して、活躍してくれる学生を求めています。そこで、どれだけフランス語を学習してきたかを確認するために、目安としているのが仏検です。

ですから交換留学を検討しているのであれば、仏検を受けることをおすすめします。

 

【メリット4】通訳案内士の語学試験が免除

仏検1級を取得すると、通訳案内士のフランス語筆記試験が免除されます。

通訳案内士(ガイド)は、日本を訪れる外国人観光客を有料で観光地に案内し、外国語で紹介する国家資格です。

フランス語の通訳案内士の試験と仏検1級は、ほぼ同レベルと言われています。なので通訳案内士を目指すのであれば、まずは仏検1級を取得し、それから筆記以外の通訳案内士試験にのぞむのがおすすめです。資格が2つあるのは強みにもなりますよ。

 

あとがき

仏検は、自分自身のレベルを確認するため、また学校や企業にフランス語の実力をアピールするための1つの指標となります。

検定料が高くてためらう人もいるかもしれませんが、メリットは数知れず。受けて損することはありません。仏検を受けるか迷っている人は、ぜひチャレンジしてみてください!

アンサンブルアンフランセなら、仏検のどの級にも対応可能なレッスンがありますよ。

仏検公式サイトはこちら→http://apefdapf.org/
試験の概要はこちら→仏検について知ろう(FRANCE365のページ)

執筆 こと

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