フランスのバレンタイン事情

2016.02.11

Red rose on love letter

もうすぐバレンタインデーですね。聖ヴァランタンの祝日2月14日は、フランスでも恋人たちの日とされています。その起源などについては以前こちらの記事に書いたことがあるので、よろしければ参考にしてください。

 

フランス人女性の過半数は…

恋人たちの日とは言っても、特別なことをするとは限りません。最近のあるアンケートによれば「家でのんびり2人でテレビドラマでも見たい」と答えたフランス人女性が過半数もいました。心地よい時間をともに過ごせるなら別にレストランへ行かなくても、ということなのでしょうか。

バレンタイン商戦は盛ん

それでも今年は日曜日に当たるため、レストランやホテルなどは客を見込んで特別ディナーや、週末旅行のパッケージを宣伝したりもしています。

また例年のことながら、アクセサリー・ランジェリー・服飾品・ハイテク商品などの“プレゼントいかがですか広告”もよく目にします。ちなみに統計によれば、バレンタインのプレゼントは女性よりも男性の方が気前が良いそうです。

時間延長する美術館も

Valentine decoration

個人的に気に入っているのは、この日は特別に遅くまで開館してくれる美術館や水族館があること。今年は日曜なのであまり恩恵を感じないかもしれませんが、平日がバレンタインデーに当たる年は、仕事の後に寄れる時間まで開館してくれるのはありがたいものです。

 

遊び心のある企画がいっぱい

その他面白いのは、新聞やテレビなどのメディアにおいて、インターネット上で愛のメッセージを流すサービスが増えたこと。例えば地方紙La Voix du Nordや、テレビ局フランス3もメッセージを募集しています。

パリに170カ所ある電光掲示板でも、愛のメッセージを流してもらえます。こちらはパリ市が募集し、すでに集まった1600以上のメッセージは2/14の朝6時から夜0時まで流されるそうです(募集はすでに終了)。

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また、パリのレンタルサイクルシステム「Vélib’」 はこの日だけ、特別なタンデム(2人乗り自転車)でのパリ巡りを、くじで当たったカップルに提供してくれるのだとか。

こういう遊び心のある企画は、見ていても楽しいですね。

 

でも一番大事なのは!

いずれにせよ、一番重要なのは、お互いを大切に思っている気持ちを伝えあうこと。プレゼントやイベントは、あくまでプラスαでしかないことを忘れずに過ごしたい一日です。

 

執筆:ゆき

執筆 ゆき

 

 

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