連載でお届けしている「Dominiqueさんの関西珍道中」。フランス人観光客Dominiqueさんの初めての日本旅行に同行し、彼が興味を持ったもの、驚いたもの、困ったことなどについてお伝えしています。
前回までは和歌山城を訪れ、牛丼チェーンでお昼ご飯を食べたところをお伝えしました。13回目の今回は、和歌山でDominiqueさんがその日に巡った場所を一挙大公開。Dominiqueさんと一緒に見て回りましょう!!
忍者さんもおすすめ「養翠園」
Dominiqueさんが行ってみたいと思っていた場所のひとつに、和歌山城の忍者さんからも勧められた国指定名勝の元紀州徳川家庭園「養翠園」があります。広大な敷地に広がる池は海水をひいているという、全国でも珍しいユニークな庭園です。
池の中にはこのように可愛らしい橋がいくつもあります。あまりの猛暑に僕たち以外、人影が全くありません。
池は海水をひいているため、海藻が漂う面白い光景が見られました。街なかにあるにも関わらず外部の音が全く聞こえない静かな空間に、Dominiqueさんも大満足。受付にてお茶をいただきながら、次なる目的地を決めます。
活気に満ちた「黒潮市場」
「和歌山マリーナシティ」という総合レジャー施設の中にある「黒潮市場」に行ってみることに。猛暑の中、自転車をさらに南へと走らせます。
大きな建物の中に小さな店がたくさん並んでいて、活気があります。
中国からの観光客が非常に多いらしく、あちらこちらに中国語の案内がありました。確かに休憩スペースでは中国語が飛び交っていました。
Dominiqueさん、美味しそうなものに目がうつります。
いたるところにフランス語!ポルトヨーロッパ
黒門市場を後にしたDominiqueさんですが、少々気になるものを発見したようです。実は「黒潮市場」のすぐ隣に「ポルトヨーロッパ」というヨーロッパをモチーフにしたテーマパークがあります。閉園間際だったため入場はせず、周囲を回ってみます。すると…
いたるところにフランス語が! これにはDominiqueさんも驚きです。外観も、本当に南仏のどこかの街に来てしまったかのように作り込まれていて、「綴り間違いや、妙な表現を除けば、フランスにいるみたいだよ」と大喜び。
「日本人は本当にフランス語を使うことが好きなんだね」とも。
確かに、日本はマンションの名前やパン屋さんにケーキ屋さん、美容院など多くのところでフランス語を使っているのを目にします。やはり、フランス語の響きや綴りと言うのは、お洒落な感じがするものですよね。
たくさん観光しました
きょう一日、酷暑のなか自転車でたくさんの場所を一気に観光してきました。本当にお疲れさまでした。
Dominiqueさんの関西の旅もそろそろ終盤を迎えようとしています。やり残したことはありませんか? 次回は、Dominiqueさんが行ってみたかったあの場所へ、いよいよ向かいます!
執筆 Daisuke