華麗な建築と自然を楽しめる街、フォンテーヌブロー。この記事では、パリからフォンテーヌブローへの行き方や日帰り旅行モデルプラン、見どころ、周辺のおすすめレストランなどをまとめて紹介します。
フォンテーヌブローとは
パリから南東へ約70km、電車で1時間ほどのフォンテーヌブロー(Fontainebleau)は、王たちの狩猟の場としても栄えた歴史ある街です。12世紀以降、歴代のフランス王やナポレオン1世が滞在し、芸術と政治の舞台となってきました。
フランスの宮殿といえば豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿が有名ですが、フォンテーヌブロー城は静けさと風格を兼ね備えた佇まい。混雑を避けて、ゆったりと歴史の空気を味わいたい人におすすめのスポットです。
パリからフォンテーヌブローへのアクセス
電車で行く場合
- 出発駅:パリ・リヨン駅(Gare de Lyon)
- 路線:Transilien R線(SNCF)
- 降車駅:Fontainebleau–Avon(フォンテーヌブロー=アヴォン)駅
- 所要時間:約40〜50分
- 料金:片道約10〜12ユーロ
降車駅からは、バス( Ligne1 )で約10分、または徒歩約25分で城へアクセス可能。
日帰りでお出かけの場合は、Mobilis5ゾーンの1日乗車券( SNCF )を利用すると便利です。
車で行く場合
A6高速道路を利用すると、パリ中心部から約1時間〜1時間半で到着します。途中にはかわいらしい村々が点在するので、ドライブそのものを楽しむのもおすすめです。城近くには有料駐車場も整備されています。
フォンテーヌブロー城の見どころ
16世紀から19世紀にかけて増改築が繰り返されたフォンテーヌブロー城は、さまざまな建築様式が融合し「建築の宝庫」とも言われています。
フランソワ1世の回廊
なかでも「フランソワ1世の回廊( Galerie François Ier )」の豪華絢爛な装飾や天井画は圧巻で、目を奪われること間違いありません。細部にまでこだわりの詰まった内装は、時が経っても変わらない美しさを感じさせます。
ナポレオンの間
ナポレオン1世が退位を宣言した「玉座の間」では、実際に使用されていた書斎や寝室が保存されています。当時の緊張感や人間味を感じることができる必見スポットです。
フォンテーヌブローの森
城の背後に広がるフォンテーヌブローの森( Forêt de Fontainebleau )は、フランス最大級の自然公園の1つ。季節ごとに異なる表情を見せ、ハイキングやピクニックを楽しむことができます。春の新緑、秋の紅葉は特に美しく、地元の人々にはのんびりと過ごすスポットとして親しまれています。
フォンテーヌブローのおすすめレストラン・カフェ
観光の合間には、城周辺でのランチやティータイムもおすすめです。地元の食材を活かしたカジュアルなビストロやカフェが点在し、ゆっくりと過ごすことができます。
- L’Axel:洗練された現代フレンチが味わえる、ミシュラン星付きの名店。
- Le Franklin:クラシックな雰囲気の中で気軽に楽しむビストロ料理。
- Café de la Paix:城の散策後に一息つきたい、落ち着いた雰囲気のカフェ。
パリから日帰りモデルプラン
1日あればフォンテーヌブローをたっぷりと楽しみ、遅くならないうちにパリへ戻ることができます。観光、食事、自然散策をバランスよく楽しめるモデルプランとなっているので、ぜひ参考にしてみてください。
09:00 パリ・リヨン駅発
10:00 フォンテーヌブロー駅到着、バスまたは徒歩でお城へ
10:30〜13:00 城内見学
13:00〜14:00 ランチ
14:30〜16:00 森の散策・カフェ休憩
17:00 フォンテーヌブロー駅発
18:00 パリ・リヨン駅着
まとめ
華麗な建築と自然を楽しめるフォンテーヌブローは、喧騒を離れてフランスの美を深く味わえる優雅なスポットです。日帰り旅のような短い滞在でも、歴史と自然の豊かさにきっと心が満たされるはず。パリから日帰りで行けるスポットをお探しでしたら、ぜひ参考にしてみてください。
執筆 Yuzu













