印象派画家クロード・モネが暮らしたジヴェルニー。四季折々の花々が咲き誇る庭園やアトリエは、まるで絵画の世界そのものです。この記事では、パリからジヴェルニーへの日帰り旅行について、所要時間や交通手段、費用、おすすめのモデルプランなどをまとめてご紹介します。
モネが晩年を送ったジヴェルニーはどんなところ?
ジヴェルニーはパリから西へ約75km、電車とバスを利用して片道約1時間半ほどの場所にある小さな村です。印象派の巨匠クロード・モネが晩年を過ごし、名作「睡蓮」シリーズを描いた庭園と邸宅が残されています。
春から秋にかけて一般公開され、多くの観光客が世界中から訪れます。パリ旅行中に自然とアートを楽しみたい方にぴったりのスポットです。
モネの庭園と見どころ
モネの自宅と庭園は「モネ財団( Fondation Claude Monet )」として4月から10月末まで公開されています。
モネのアトリエ兼邸宅
モネが実際に使用していた家具や愛蔵品を見学できます。カラフルな外装やインテリアにときめきが止まりません。
庭園(ジャルダン・ドー)
・花の庭
季節ごとにチューリップ、バラ、ダリアなどが咲き誇り、色彩豊かな景色を楽しむことができます。
・水の庭
日本風の太鼓橋や睡蓮の池が広がり、モネの名画の世界に入り込んだかのような体験ができます。
パリからジヴェルニーへの行き方
電車+バス(定番ルート)
パリ・サン=ラザール駅からヴェルノン駅まで約50分。そこからシャトルバスで15分ほど。片道1時間半、往復40〜50ユーロ前後でアクセスできます。
現地ツアー
電車とバスの乗り継ぎが心配な方は、パリ発着バスツアーでの移動がスムーズです。80〜120ユーロ程度で、入場券込みのプランもあります。
日帰りおすすめモデルプラン
スムーズに効率良く巡るモデルプランと具体的な費用について紹介します。
モデルプラン
8:00 サン=ラザール駅から出発
9:00 ヴェルノン駅到着 → バスでジヴェルニーへ
9:30 モネの庭園見学(入場料:約12ユーロ)
12:00 村のレストランでランチ(約25ユーロ)
13:30 印象派美術館(約10ユーロ)
15:00 村の散策やショップ巡り
16:30 ヴェルノン駅へ
18:00 パリ着
費用目安
電車往復:約35ユーロ
シャトルバス往復:約10ユーロ
庭園入場料:約12ユーロ
美術館:約10ユーロ
ランチ:約25ユーロ
→ 合計:約90ユーロ((約15,660円/1ユーロ=約174円))
ジヴェルニー日帰り旅行のポイント
ジヴェルニーのベストシーズンは?
庭園が解放されている4月から10月末がおすすめです。春にはチューリップやバラ、夏は睡蓮、秋は紅葉を楽しむことができます。
入場チケットは当日購入できる?
当日購入も可能ですが、特に週末などはチケットブースが混雑することもあります。公式サイトからの事前購入がおすすめです。
小旅行でリラックス
パリから少し足を運んで行ける距離にありますので、余裕がありましたら是非ジヴェルニーにも訪れてみてください。モネの庭園や美術館を巡り、のどかな村でランチや散策を楽しむひとときは、きっと心に残る特別な思い出になるでしょう。自然とアートを気軽に満喫できるジヴェルニーを、ぜひ旅行プランに加えてみてはいかがでしょうか。
執筆 Yuzu