今回は、「la lune =月」と「la Terre =地球」という単語がそれぞれ入った、フランス語の面白い表現をご紹介したいと思います。
月と地球と雷
まずは1つ目。 Je suis dans la lune.
直訳は「私は月にいる!?」ロケットで月旅行に行った・・・のではありません。これは「ボーっとしている、うわの空だ」という意味の慣用句なのです。月はもともと「夢」との関連が強い言葉。そこから派生し、夢見心地 → うわの空、ボーっとしていることを表すようになったのですね。
これに対して2つ目の表現は、avoir les pieds sur terre
地に足が付いている→「しっかりしている」という意味になります。月と地球、セットで覚えてしまいましょう!
最後に、おまけの3つ目。avoir le coup de foudre
直訳は「雷の一撃を受ける」。運悪く、落雷を受けてしまった・・・のではありません。(笑)un coup = 一撃 → 突然の出来事 foudre = 雷 → 速さのシンボル(光の速度)であると同時に、feu(火)情熱の象徴イメージしてください。出会った瞬間、まるで雷が落ちたかのように「ビビビ~」と心がときめき、心臓がドキドキ・・・そうです、これは「一目惚れする」と言う意味なのです!
尚この表現は、前置詞 pour を用いて使われます。
Paul a eu le coup de foudre pour Marie. ポールはマリーに一目惚れした。
あとがき
皆さんは過去に一目惚れで恋をされたことはありますか?
Avez-vous déjà eu le coup de foudre pour quelqu’un ?
執筆 Miki