フランソワ・オランド(François Hollande)現大統領が12月1日の夜、エリゼ宮より生放送の会見を行いました。2012年の就任からこれまでの政策と努力を肯定しつつ、自身は再選をかけた来年の大統領選挙に出馬しないことを発表しました。第5共和政が始まって以来、二期目に立候補しない初めての大統領となりますが、世論調査によると82%の国民が「オランド大統領の決定は賢明だった」と答えています。
これにより、社会党をはじめとする左派では第一候補を決める予備選挙(la primaire)を行うことが決まり、出馬表明の期限は12月15日とのことです。有力候補とみなされている一人、現首相のマニュエル・ヴァルス(Manuel Valls)氏はまだ立候補を表明していませんが、今後氏の動向に注目が集まりそうです。予備選挙の第一回投票は来年1月22日、決選投票は29日です。
執筆:Miwa