連載でお届けしている「Dominiqueさんの関西珍道中」。フランス人観光客、Dominiqueさんの初来日に同行しながら、彼が興味を持ったものなどをお伝えするこのシリーズも今日で最終回。最後にDominiqueさんはどのようなものを見て回るのでしょうか? 一緒に旅する気分で見ていきましょう!
最終日は大阪の街を観光
まずは大阪城から
和歌山をあとにしたDominiqueさん。最終日は大阪の街を観光します。たどり着いた先は…
大阪城! この写真では小さく見えますが、物凄い存在感です。
高層ビル群とのコントラスト
鯱と後ろの高層ビル群とのコントラストが面白い、と言っていました。
西洋のお城とはまったく違う!
お土産に大阪城の絵ハガキを購入します。やはり日本のお城は西洋のそれとは全く違うため、興味をそそられるようですね。
超高層ビル あべのハルカス
さて、次に向かった先は…?
なにやら嬉しそうなDominiqueさん。エレベーターに乗って着いたところは、
現在日本でもっとも高い超高層ビル「あべのハルカス」(地上60階建て、300メートル)の展望台、ハルカス300です(あべのハルカスは日本で最も高い「超高層ビル」。日本で最も高い「建築物」は東京スカイツリーです)。
フランスにはあまりない超高層ビル
実はフランスには、あまり「超高層ビル」というものがありません。フランスの経済の中心を担っているパリは景観保護のため街の中心に高層ビルを建てることが出来ず、パリ近郊の La Défense 地区に高層ビルが集中しています。
日本は地震などの自然災害が多発する国ですが、それでもこのような超高層ビルを建てられるのは、日本の高い技術力の賜物ですね。
あ、あ、足元が…
足元が透けているのですが、高所恐怖症の僕はここまで寄るのが限界です。
大阪港の大観覧車
次に向かった先は、大阪港にある大観覧車。
Dominiqueさん、なにやらすごく怖がっているように見えますが…
お分かりいただけますでしょうか…ゴンドラがシースルーなのです。Dominiqueさんにシースルー観覧車を紹介したいあまり、つい自分が高所恐怖症であることを忘れて乗り込んでしまいました…。
フランスには観覧車もあまりない
なぜ僕が日本にはどこにでもあるような観覧車を紹介したかというと、実はフランスではほとんど観覧車を見かけることがないからです。
ノエルの時期などはコンコルド広場に観覧車が登場しますが、常設の超巨大観覧車を「街なか」で見かけることはほとんどありません。
日本ではある程度大きな都市に行けば、遊園地でもない場所に巨大観覧車があります。この一般的な光景も、Dominiqueさんにすると少し不思議に映ったようです。
豚まん、温泉、満員電車…
この後の行動は写真で一気に紹介しましょう!
大阪名物の豚まんを頬張り…
ベルトコンベア上の大量のキャラクターに心を奪われ…
つり広告だらけの満員電車を経験し…
タクシーのレースに驚き…
温泉に行って疲れを癒しました。
そして帰宅
我が家に戻って晩御飯を食べて、一息つきます。
Dominiqueさん、ご協力ありがとうございました!
翌日、Dominiqueさんはフランスへ帰国するため東京へ向かいました。日本滞在は非常に楽しかったそうで、また来年も日本へ来るとのことでした。滞在期間中、同行に協力していただき本当にありがとうございました。
「Dominiqueさんの関西珍道中」いかがでしたでしょうか。15回にもわたる連載を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。次に皆さんが外国人旅行者を案内する時の参考になりましたでしょうか? 皆さんが外国人旅行者を案内した時のエピソードなども、ぜひ教えてくださいね。
執筆 Daisuke