フランスで大ヒット!ベルギー人歌手ストロマエの歌詞の意味が深い!

2016.08.24

画像引用:ウィキペディア
今日はベルギー人歌手のストロマエ STOROMAE をご紹介します。フランスで大人気にヒップホップ歌手ですが、彼の音楽の魅力について少しだけお話ししますね。興味を持たれた方はぜひ聴いてみてください。

 

現代のストレス社会に聴きたい曲

父はルワンダ人、母はベルギー人の1985年ベルギー生まれ、2009年の”アロー・オン・ダンス Alors on danse” でブレイクし、その年にアルバム<チーズ Cheese>、2013年にアルバム<ラシーヌ・カレRacine carrée> をリリースしました。私は曲の乗りに初めに惹かれたのですが、 歌手をよく吟味してみると、社会に訴える詞が多く、考えさせられるのです。

Victoire de la music 2011 (その年のレコード大賞) にノミネートされた”アロー・オン・ダンス Alors on danse” は、ストレスのたまった社会人に疲れを癒すために、「さあ踊ろう!」と歌っている曲で、多くの共感を得たんですね。

勉強、仕事、お金その他様々な問題に追われる私たち、こんな社会で生きているけど、さあ踊ろうっとストロマエは呼びかけています!

 

”パパウテ”に込めた思い

2013年のアルバム<ラシーヌ・カレRacine carrée> に収録されている「パパウテ Papaoutai 」は「パパはどこ?Papa où t’es ?」をもじった言葉で、ルアンダに一時戻った父が、その後1994年のルアンダで起きた虐殺事件(クリックで外部サイトに飛びます)の犠牲となってしまい、帰らない人となった実体験を元に書いた曲だそうで、心が打たれます。

ハウスミュージックなのになんと深刻な内容、、、このギャップが好きです。

―みんな子供の作り方を知っているのに、だれもパパの作り方を知らない
―Tout le monde sait comment on fait les bebes mais personne sait commet fait les papas
(歌詞の一部抜粋)

 

最後に

戦争や紛争が絶えないこの世界で、この状況に置かれている子供たちはたくさんいるんだなと考えらせられます。他にも社会や男女関係を皮肉ったユーモアなストロマエの曲に注目です!

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執筆 Saori

 

 

 

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