2016年8月はリオのオリンピックで盛り上がりましたね。さて、オリンピックといえばスイスのローザンヌ(Lausanne)。今回は、国際オリンピック委員会CIO/Le Comité international olympique(英語表記:IOC)の本部がある、ローザンヌの街のご紹介です。
オリンピックの街ローザンヌ
リオオリンピックは、私もすっかり夢中で中継を見まくっていました。色々な種目がそれぞれ違うテレビ局で放送されていたので、リモコン片手に忙しかったです(笑)。
ローザンヌはもともとはフランスのパリにあったそうなのですが、第1次世界大戦で情勢が不安定になった折に、パリからローザンヌへと移転したのだそうです。
オリンピックミュージアム
『オリンピックの街』の異名を持つこの街には、オリンピックをテーマとした博物館もあります。場所はローザンヌ郊外にあるウシー(Ouchy)という界隈で、この辺りはレマン湖沿いのプロムナードやおしゃれなカフェや高級ホテルなどがある、リゾート感も溢れるエリア。そんな中にオリンピックミュージアム(Le Musée Olympique)はあります。
館内はオリンピックの展示でいっぱい
館内は、オリンピックの歴史、それぞれの国でのオープニングセレモニーやフィナーレのセレモニーのビデオ、当時着用した衣装・ユニフォームのディスプレイ、活躍した選手たちのインタビュービデオ、選手村についてなどなど、さまざまな角度から見たオリンピックが、多くの展示品とともに楽しめるように なっています。
今年はリオのオリンピックをテーマとした臨時展示も行われていました。(2016年9月25日まで)ただ見て回って終わり……ではなく、いろいろな体験・ゲームが楽しめるコーナーもありました。大人から子どもまで、それこそ1日中過ごせるミュージアムになっているので、ファミリーで訪れている人たちもいっぱい。
他にもパラリンピック、聖火リレーに用いられた歴代トーチたち、一番注目のメダルなども見ることができます。テレビで見ることしかないトーチやメダルを、初めてこのミュージアムでじっくり目の前にして観察した時は、「へえ、こういう形だったんだ、こんな大きいんだメダルって!」と、妙に感動したのを覚えています(笑)。(写真は1964年の東京オリンピック時のメダルです。)
そうなるともうすでに今から、2020年の東京オリンピックが楽しみになってきてしまいました♪
<Le Musée Olympique>
The Olympic Museum
1, quai d’Ouchy
1006 Lausanne
Switzerland
T : +41 21 621 65 11
HP: https://www.olympic.org/fr/musee
執筆 小島瑞生