フランスのエイプリルフールは「4月の魚」

2021.04.01
フランスのエイプリルフール
4月1日は「エイプリルフール」として世界的に知られていますが、ここで質問です。フランス語でエイプリルフールは何と言うでしょう?

 

エイプリルフールは「4月の魚」

答えは”Poisson d’avril(ポワッソンダヴリル)”。その名のとおり「4月の魚」と言う意味です。どうして魚?と思われる方、これにはいろいろと由来があるようですが、どれも言い伝えや噂のようです。

■4月になると太陽が「3月の魚座」から離れるので「4月の魚=嘘」という説。
■魚はサバ(le maquereau)のことを指し、あまり利口でなく4月になると簡単に釣れるからという説。
■この時期がキリスト教四旬節の肉断ちにあたるので、代わりに魚を食べる習慣ができたからという説。

他にもいろいろありますが、歴史的な起源は以下の出来事がきっかけのようですね。
フランス語で書かれたものを載せますので、興味がある方は是非読んでみてください。
“En France, la tradition du Poisson d’Avril remonte à 1564. A cette époque, l’année débutait le 1er avril, mais le roi de France Charles IX décida de changer cette date du nouvel an pour le 1er janvier.”

 

まとめ

4月1日といえば、日本では一般的に「嘘をついてもいい日」ですが、フランスでは魚にちなんだかわいいイタズラをします。魚の形に切った紙を誰かの背中に気付かれないようにそっと貼り付けるのです。お知り合いにお茶目なフランス人がいらっしゃるという方、4月1日は背中の辺りに気をつけたほうがよさそうですね。

執筆 Miwa

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