パリ近郊には、旅行の合間やパリ在住の方にもおすすめしたい魅力的なスポットがあります。街の喧騒を離れて、自然や歴史・文化に触れることで、フランスの新たな魅力を発見できるかもしれません。この記事では、そんなパリ近郊のおすすめスポットを5選を紹介します。
1. ジヴェルニー|モネの家と庭園
ジヴェルニー( Giverny )は、印象派の巨匠クロード・モネが晩年を過ごした小さな村。見どころがコンパクトにまとまっているため、半日〜1日で十分に楽しむことができます。
カラフルなモネの家や、色とりどりの花や池が広がる庭園は、まさに絵画の中のよう。毎年4月1日から11月1日まで開園しており、訪れる季節によって様々な自然を感じることができるスポットです。
アクセス方法/料金
◆ パリ・サン=ラザール駅( Gare Saint-Lazare )からヴェルノン駅( Vernon )までSNCF普通列車で約45分〜1時間。ヴェルノン駅からジヴェルニーのモネの家まではバス(約15分、数ユーロ)かタクシー(約15分、約15ユーロ)の利用が可能。天気が良ければレンタサイクルもおすすめ。
◆ 料金:往復約15〜20ユーロ
2. フォンテーヌブロー|自然豊かな森と歴史的宮殿
パリから約1時間のフォンテーヌブロー( Fontainebleau )は、歴史あるフォンテーヌブロー宮殿と自然豊かな森が楽しめる癒しの場所です。かつてフランスの王様たちが暮らした宮殿の中は、華やかな装飾でいっぱい。
宮殿を見学したあとは、隣接する森をのんびり散歩するのもおすすめです。都会の喧騒を忘れて、リフレッシュできること間違いありません。
アクセス方法/料金
◆ パリ・リヨン駅( Gare de Lyon )からフォンテーヌブロー・アヴォン駅( Fontainebleau-Avon )までSNCF直通列車で約40分
駅から宮殿までは徒歩約15分、またはバス利用が可能です
◆ 料金:往復約25〜30ユーロ
3. シャンティイ|文化と美食の町
シャンティイ( Chantilly )はパリから電車で約25分の小さな町です。美しいシャンティイ城と馬術博物館があり、歴史や芸術が好きな人にぴったりです。城の中には素敵な絵画や調度品がたくさん並び、ゆったりとした時間が流れています。
そして、名物シャンティイクリーム( crème chantilly:生クリームに砂糖を加えて泡立てたもの)を使ったスイーツもお忘れなく。甘いもの好きにはたまらない文化と美食の町です。
アクセス方法/料金
◆ パリ北駅からシャンティイ・グーラン駅までTERまたはRER D線で約25分。駅から城までは徒歩20分、またはタクシーで5分程度
◆ 料金:往復20ユーロ前後
4.ヴェルサイユ|豪華な宮殿と庭園を満喫
ヴェルサイユ宮殿 ( Versailles )は、世界中から訪れる人が絶えないフランスの名所であり、人気の観光地です。広大な敷地に建てられた豪華な宮殿の中をゆっくり見て回ったり、庭園を散歩したりと、見どころたっぷりで1日中楽しめるスポットです。
この豪華絢爛な宮殿はパリオリンピックの会場としても話題になりました。優雅な装飾を楽しんだり、壮大な歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。
アクセス方法/料金
◆ パリ・モンパルナス駅からヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅までSNCF直通列車で約30分。駅から宮殿までは徒歩約10分
◆ 料金:往復9ユーロ
5.ランス|シャンパン発祥の地で乾杯
シャンパンの発祥地ランス( Reims )は、パリから高速列車で約45分という好アクセスです。世界的に有名なシャンパンメーカーのワイナリー見学や試飲ツアーを楽しむことができ、シャンパン好きにはたまらないスポット。
シャンパンの歴史を学びながら本場の味を楽しむという贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。周りの美しい街並みや歴史あるランス大聖堂も見応え抜群です。
アクセス方法/料金
◆ パリ東駅からランス駅までTGV高速列車で約45分。ランス駅から市内中心部まで徒歩10〜15分。
◆ 料金:往復50〜80ユーロ(チケットの料金変動があり、早めの予約がおすすめです)
※ランスについてもっと知りたい方はこちら
まとめ
パリ発の日帰り旅行は、忙しい方や旅行中でも、気軽にフランスの多彩な魅力を体験できる機会。どのスポットも公共交通機関でアクセスしやすく、旅行の合間や週末の束の間に充実した時間を過ごすことができます。ぜひお気に入りの街を見つけてみてくださいね。
執筆 Yuzu