4月11日(木)、アメリカ合衆国のトランプ大統領は6月6日に行われるノルマンディー上陸作戦(Débarquement)75周年記念式典への参加を表明しました。
75周年記念式典に「行くよ、行くよ」-トランプ大統領
トランプ大統領は11日、ホワイトハウス大統領執務室に第二次世界大戦の退役軍人を招いた際、会話の中で今年75周年を迎えるノルマンディー上陸作戦記念式典に「行くよ、行くよ」と、参加の意志を述べました。
同大統領がフランスの重要な式典に出席するのはこれで3回目です、過去には昨年11月11日に行われた第一次世界大戦の連合国とドイツの休戦協定(Armistice de 1918)100周年記念式典、2017年7月14日のパリ祭(Fête nationale française)(注)の軍事パレードに招待されています。
2014年にはオバマ前大統領が参加
2014年の70周年式典には、フランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相、ロシアのプーチン大統領と共にオバマ前大統領が参加しました。
ノルマンディーのコルヴィル・シュル・メール(Colleville-sur-Mer)にある米軍戦没者墓地で行われたこの式典でオバマ前大統領は、「この戦いで兵士たちは、ナチスの壁を崩して戦争の流れを変えただけでなく、人類の歴史の流れを変えた」と、感動的な演説を行いました。
連合軍のノルマンディー上陸作戦は1944年6月6日、コードネーム「ネプチューン」(Neptune)の下、15万6千人の連合軍兵士を動員して遂行されました。
(注)フランス共和国の成立を祝う日。1789年7月14日のバスティーユ監獄襲撃が発端となってフランス革命が起こったことから、毎年この日にシャンゼリゼ大通りで軍事パレードを開催。ちなみに今年は安部首相が招待されています。
執筆:マダム・カトウ