27日(火)、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、本日(水)まで行われている幼稚園集会(des assises de l’école maternelle)で、義務教育を始める年齢を3歳に引き下げると発表しました。
フランスの義務教育開始年齢は6歳で、幼稚園(l’école maternelle)は3歳から希望者は入園することは出来ますが、義務教育ではありません。現地の報道によると、この対象年齢引き下げは、2019年より行われる予定です。現在、フランスではおよそ3パーセントの幼児が幼稚園に通っておらず、この年齢引き下げによって、毎年2~3万人が新たに幼稚園に通うことになります。
年齢引き下げの大きな目的の一つに、早い段階で語彙を学習することによる識字率の上昇を上げています。しかし、低年齢のうちに子供を家族から離すことに反発する声も多く、教員の確保も大きな課題で、今後も議論が続きそうです。
執筆:Daisuke