今週土曜日(2月3日)、パリを含む世界の主要な都市で、国際ノーストローデー(Journée internationale sans paille)が行われます。
これは、ストローの使用をなくす取り組みをしているフランスの団体「Bas Les Pailles」が企画しているもので、この日一日だけでもストローの使用を世界的にやめようという運動です。
現在フランスでは、ファストフード店だけで一日およそ1,000万本ものプラスチック製ストローが消費されていて、環境への影響が懸念されています。廃棄されたプラスチック製ストローは焼却処分されるか、そのまま埋め立てられます。自然界に放置されたストローは分解されることはなく、また焼却処分で出るCO2も気候変動に大きな影響を与えていると言われています。
Bas Les Paillesのボランティアは、パリのマレ地区などの飲食店でストロー使用を控えるように呼び掛けています。代表のムニア・エル・コトゥニ(Mounia El Kotni)氏は「ストローはフランスの海岸で最も多い10のゴミの一つだ」と述べていて、「本当にストローが必要なのか」と問いかけています。更に、ガラス製やステンレス製の再利用できるストローへの転換も提言しています。
今週土曜日、私たちもストロー使用を控えてみてはいかがでしょうか。
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執筆:Daisuke