今回はロワール古城巡り第3弾。続いてご紹介するのはこのお城! シャンボール城。
シャンボール城(Château de Chambord)
ロワール流域で最も大きいこちらのお城。なんと、もともとは狩猟用の離宮として造られたそうです!お城の周りの森林公園も含めると、敷地全体の広さはパリと同じくらいなんだとか。この堂々たる外観、とても狩猟小屋には見えませんね…。
ものすごく凝った装飾の感じがイタリアで見た大聖堂とどこか似てるなー、と思ったら15世紀初旬、イタリアのミラノに遠征したフランソワ1世が、遠征先で見たルネッサンス様式の建築を取り入れて造らせたそうです。当時のフランスとイタリアの建築様式を融合させた斬新なデザインになっているんですね。
なるほどー。
っていうか屋根、多過ぎな気も…?
お城の中心には、有名な二重螺旋階段が!もちろん、しっかり上ってきましたよ♪ 二重構造のため、人がすれ違わずに上り降りできます。当時、フランソワ1世がイタリアから招いたレオナルド・ダ・ヴィンチのアイデアが取り入れられているのではないかということです。
城内の寝室も、外観に劣らずゴージャス。
狩猟の様子が描かれたタペストリーもあちこちに展示されています。
お城の中庭はこんな感じ。
一度も使われることが無かったという馬車。なんと馬具一式はエルメス製!!!そういえばエルメスって、もともとそういうブランドだっけ…。
あとがき
ちなみに、ヨーロッパ最大の森林公園でもあるこの敷地には、イノシシや鹿などの野生動物が棲息しているそう。時間がある方は自然遊歩道をのんびり散歩してみては?
【Infos】
★シャンボール城(Château de Chambord)
アクセス:ブロワ駅から巡回バスあり(4月上旬~9月上旬のみ)
入場料:9.5ユーロ(大人1名)※各種割引あり
開館時間:9:00~18:00(4~9月)、10:00~17:00(10~3月)
休館日:1/1、1/31、12/25
chambord.org/
※トゥールの観光案内所から現地バスツアーあり(詳細は要確認)
www.tours-tourisme.fr/
※上記の情報は2013年11月時点のものです
執筆 マリー