前回はオステンドの魚市場と、屋台名物シーフードの盛り合わせやレストランの魚介料理など、新鮮で種類豊富なシーフード料理をご紹介しました。今回は、オステンドの町で見つけたコンフィズリー(Confiserie)とアイスクリームのお店をご紹介します。
前回の記事⇒オステンド観光のお楽しみ!魚市場とおすすめ名物料理をご紹介
お土産におすすめのコンフィズリー
こちらはオステンドにあるコンフィズリーのお店 「Moeder Babelutte」です。コンフィズリーとは、キャンディーやヌガー、キャラメルなどの砂糖を主材料としたお菓子の総称で、フランス語でConfiserieと書きます。
砂糖菓子の他にもチョコレートやプラリネ(Puraline 焙煎したナッツ類に砂糖を加えてカラメル化したものをすりつぶしてペースト状にしたものを、溶かしたチョコレートに混ぜたもの)やクッキーなどもあります。
通りを歩いていても目を引くようなお菓子の数々は、お値段もお手頃です。様々な形をしたチョコレートや種類豊富なお菓子は、見ているだけでわくわくします。
保存性が良くて崩れにくい!
コンフィズリーの良いところは、砂糖を使っているので保存性が高いこと。そして、見た目もとても可愛らしい色や形をしていて、その形が崩れにくかったり、日持ちがするのでお土産としても最適なお菓子といえます。
お鍋にコンフィズリーを詰めてプレゼント
手前にあるお鍋、白と黒のムール貝用の小さなお鍋がならべてあります。こちらのお店では、このお鍋も買うことができるんです。プレゼント用に、お鍋の中にチョコレートやキャラメルなどを詰めてもらうことができ、デリケートなチョコレートが壊れてしまうのを防げます。
何と言っても見た目が可愛らしく、ベルギーらしさが伝わるので、自分用やお友達用にお土産としておすすめです!フランスでもよく見かけるコンフィズリーですが、ベルギーならではのお菓子もありますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
こちらは私が買ったものです。左にある四角いチョコレートの中には、アドヴォカート(
アルコール度数は15~20%
そして、一目ぼれしてしまったムール貝用の黒いお鍋、キャラメル、チョコレート、そしてキュベルドン!このキュベルドンとキャラメルは、ちょっと珍しいお菓子なので個別に説明しますね。
塩キャラメルのバベリュット
こちらは、ベルギー北部の伝統的な塩キャラメルのバベリュット(Babelutte)です。名前の由来は、オランダ語のbabbelen(しゃべる)から来ているそうです。
甜菜糖(vergeoise)を原料にしたキャラメルで、青色の包み紙のものは固め、水色の包み紙のものは柔らかいタイプのキャラメルです。まろやかな甘さで、なつかしい味がしてとってもおいしいです。
ベルギー伝統菓子のキュベルドン
キュベルドン(Cuberdon)とはフラマン語で「鼻」を意味します。円錐形をしていて、人の鼻のように見えるので、この名前が付いたそうです。ゲントの町が発祥の地と言われていて、屋台のキュベルドン屋さんで買うことができますが、フランダース地方やブリュッセルでも売っています。
伝統的なフレーバーはフランボワーズ(ラズベリー)味ですが、その他にもレモンやソーダなど、いろいろな味があります。ひとつの大きさは3cmほどあり、結構なボリュームですが、外側はゼリービーンズのように弾力があり、中はトロットしたゼリー状になっていて、他にはない食感がたまりません。
ベルギーを代表する庶民的なお菓子ですが、日本ではあまり見かけないので、ぜひ買ってみてください!
オステンドの町で人気のアイス屋さん
海岸沿いにいくつかあるアイスクリーム店のうち、行列のできるお店を発見!こちらは、コンフィズリーのお店の道を挟んだ反対側に位置するお店です。
たくさんの種類のアイスがありますが、その中からベルギーらしいフレーバーを発見!
上からキュベルドン(Cuberdon)、スペキュロス(Spéculoos)、ヌテラ (Nutella)。私はこの3つを選んでみました。ベルギーの人が大好きなものですね!どれも、本物と同じ味がしておいしかったです。キュベルドン味は他では見かけなかったので、おすすめです。
まとめ
コンフィズリーのお店Moeder Babelutteは、オステンドとブルージュにしかないお店です。2つの町のお店でしか買えないお菓子ということでご紹介しました。
ブリュッセルや日本では買えないものですので、自分用やお友達用のお土産に買うと喜ばれるのではないかと思います。オステンドに行った際には、ぜひお店をのぞいてみてくださいね
執筆 ふう