前回は、オステンドへのアクセス、不思議なオブジェや町の見どころ、夏のビーチイベント「砂の彫刻の祭典」をご紹介しました。今回は、オステンドの魚市場と新鮮で種類豊富なシーフード料理をご紹介します。
前回の記事⇒オステンドの見どころ観光スポットは?夏のビーチイベントをご紹介!
オステンドはこんな人におすすめ!
オステンドは、ドーバー海峡に面したベルギーの海の玄関口でもあり、ベルギー最大のリゾート地として夏のバカンスシーズンには大勢の海水浴客でにぎわう町として有名です。そして、海に面した町というだけあって、新鮮なシーフードが食べられることでも有名です。
これほど魅力ある町なのですが、残念なことにブリュッセルやブルージュなどの町に比べるとあまり知られていないようです。
このような方に、オステンドはおすすめです!
- ベルギーのあまりよく知られていない素敵な場所に行ってみたい!
- 北海のビーチでリゾート気分を味わってみたい!!
- 海辺の町で、新鮮なシーフードをお腹いっぱい食べてみたい!
「観光地としてあまり知られていない町に行きたい!」という方には是非、行っていただきたい場所です。
オステンドの魚市場
オステンド駅から海岸沿いを歩くと、小さな魚市場があります。Noordzeeaquariumという小さな水族館の近くにあるので、どんなお魚が売られているのか見物するだけでも楽しいです。
舌平目がありました。フランス語ではSoleですが、オランダ語ではTongというようです。切り身ではなくそのまま売られている魚を見られるのも魚市場のいいところですね。
新鮮なお魚以外にも目が行きます。魚と一緒に置かれている氷がフレーク状になっていました。日本と違うところを探しながら見て回るのも楽しいですね。発見がいっぱいです!
こちらのDagverse garnalenと書かれたものは、日本語では灰色エビです。オランダ語(Grijze garnalen)でも、フランス語(Crevette gris)でも同じように灰色エビといいます。
日本で見かけるエビとは違い、茶色っぽい色をしています。ベルギーではとても有名なエビで、殻を剥くと、名前の通り灰色をしていています。
食べ方としては、中身をくりぬいたトマトにマヨネーズで和えたエビを詰めた、トマト・オ・クルベット(Tomates aux Crevettes) やコロッケにしたものが有名です!
新鮮なシーフードが食べられる屋台
オステンドの海沿いの道には、このようなシーフードの屋台が軒を連ねています。
魚の干物がどのお店の軒先にもぶら下がっています。日本の港町に似ていますね。
魚の干物や、貝の入ったスープも売っています。はっきりいって、美味しそうな匂いというよりはちょっと変わった匂いがします。食べた人に聞くと「おいしい!」とのことでしたので、気になる方は挑戦してみてください!
オステンドの屋台名物シーフードの盛り合わせ
いろいろなシーフードが盛り合わせになってケースに入っています。多分、オステンド名物ですね!一番手前の列にあるエビはピンク色ですが、その他のトレーに乗った小エビが灰色なのがわかりますか?これが、先ほど市場のところでご紹介した灰色エビです。普通の小エビよりちょっとお高めですが、ベルギーに来たらぜひ食べてくださいね!
私は、灰色エビとベルギー国旗が飾ってあるこのトレーを選びました!!このシーフードの盛り合わせは、オステンドに行ったら必ず食べようと決めていたものです。
灰色エビは、普通のエビよりも味がしっかりしておいしかったですし、カラフルで見た目もかわいらしいエビの形をしたカマボコも、とってもおいしかったです。
レストランで魚介料理を堪能
灰色エビがたっぷりのクリームコロッケ
新鮮なムール貝と山盛りのフリッツ。ベルギーやフランスのどこでも食べることができますが、やはり本場の海辺の町で食べるムールは最高です!
舌平目のムニエル。こちらも市場で見かけたお魚ですね!
食後のコーヒー。どこで飲んでも、スペキュロス(クッキーの一種)がついてきます。ベルギーならではですね。コーヒーの苦みとスぺキュロスの甘みがマッチしています。
オステンドを旅するきっかけ
私がオステンドに行ってみたいと思ったのは、フランス語の先生がきっかけでした。先生がオステンドの町についてと日本では見たことのないシーフードのお料理について教えてくれたのです。
私の先生はベルギー出身なので、フリートークの会話の中で旅行の話になり、お勧めの場所やおいしい食べ物、ガイドブックには載っていない情報をいろいろと説明してくれます。
フランス語を習っていると、現地出身の先生だからこそ知っている素敵な場所を教えてもらえる機会も多々ありますよ。
まとめ
今回は、海辺の町オステンドの魚市場と新鮮シーフード料理をご紹介しました。
食いしん坊な理由からオステンド行きを決めたわけですが、おいしいものを食べるのも旅の楽しみのひとつなので、こうゆうのもありですね!屋台のシーフードの盛り合わせはとてもおいしかったです。
次回は、オステンドにあるコンフィズリー(Confiserie)のお店をご紹介します。
執筆 ふう