今回ご紹介するのは、La Pointe du Grouin(グルワン岬)とSaint-Malo(サン・マロ)です。グルワン岬とサン・マロは前回ご紹介したブルターニュ地方の小さな港町カンカルからそれほど遠く離れていません。車利用であればレンヌから日帰りで3か所に行くことができます。Cancaleについてはこちら → /fuu-32.html
La Pointe du Grouin(グルワン岬)
モンサンミッシェル湾の西端にあり、カンカルから北上したところにあります。この岬に近づいてくると、ぞろぞろと歩いている人の姿が見えます。その人たちを見かけたら、岬の近くに来たんだなということがわかります。冬場は風が強くてとにかく寒く、吹き飛ばされそうになりますが、ここに来た観光客は黙々と歩いています。心がくじけそうになりますが、素敵なものを見ることができるので暖かい服装と歩きやすい靴を履いて行ってみてくださいね。
冬は防寒対策を忘れずに!
こんな感じの道を歩きます。私が行ったのは12月、この日は本当に寒くて、涙と鼻水を垂らしながら一生懸命歩きました。
感動的なモンサンミッシェル
一生懸命歩いていると、遠くに見覚えのある形のものが・・・・・写真の中央に小さく見えるもの、これが何だかわかりますか?そう、これはモン・サン・ミッシェルです!お天気がいいと、この岬から見ることができるんですよ。
もう少しアップで撮ったものです。実際に行くのもいいですが、遠くから見るモン・サン・ミッシェルも素敵ですね。海に浮かぶように見えるモン・サン・ミッシェルは、寒さも忘れるような美しさでした。グルワン岬で素晴らしい景色を見た後は、ガイドブックでもおなじみの街サン・マロへ!!
サン・マロへの行き方と所要時間は?
Saint-Maloはパリ・モンパルナス駅からTGVで約3時間。レンヌからは在来線のTERで1時間弱で行くことができます。城壁で囲まれた街として有名ですが、タラソテラピー(海洋療法)発祥の地としてもとても有名です。
Thermes Marins de Saint Malo (テルム・マラン・ドゥ・サンマロ)
サン・マロにあるホテルGrand Hotel des Thermes 内に設立されたThermes Marins de Saint Malo (テルム・マラン・ドゥ・サンマロ)は、名門タラソセンターとして世界的に知られています。上の写真はマエ・ドゥ・ラ・ブルドネの像(Statue de Mahé de la Bourdonnais)です。
サンマロの街にはいくつかの銅像があり、16世紀に活躍した冒険家Jacques Cartier(ジャック・カルチエ)の像が有名ですが、私はこの像を見ると、サン・マロに来たなぁという気がします。ジャック・カルチエは、1534年から1542年にかけてカナダを発見したそうですが、何をされた人なのかはよくわからないです(笑)
旧要塞(Fort National
城壁から300mほどの海上にある要塞。サン・マロの守りをより強固にするために1989年に築かれたもので、干潮時には歩いていくこともできます。ここからはサン・マロの街と周りに広がる素晴らしい眺めを楽しむことができるそうです。
港町サン・マロの味を堪能
Soupe de poisson(スープドポワソン)。おいしいお魚のスープを食べることもできますよ!!
伝統のお菓子も
Kouign amann(クイニーアマン)は、ブルターニュ地方の伝統菓子です。クイニーは「お菓子」、アマンは「バター」を指します。お店の前にはたくさんのお客さんがいます。人気のお菓子なんですね。
名物を食べずにはいられない私は、早速並んで買ってみることにしました!!とっても大きなものと、4種類 (Le tradittionnel , Aux pommes fraîches,Le tradittionnel recouvert de Nutella et Aux pommes fraîches recouvert de caramel)のクイニーアマンがありました。
リンゴの入ったクイニーアマンです。悩んだ結果、私はこれを選びました。クロワッサンのようなサクサクした生地に甘酸っぱいリンゴがたくさん入っていておいしかったです!!
夜のサン・マロ
サンマロの城壁は夜になると、ほんのりライトアップされてきれいです。前回と今回でご紹介した3つの観光地、いかがでしたでしょうか?少し忙しいスケジュールにはなりますが、Cancaleでおいしい牡蠣を食べた後に、La Pointe du GrouinとSaint-Maloの美しい景色を見に出かけてみてくださいね!!