前回より、パリ近郊の自然ゆたかな街ランブイエ(Rambouillet)を紹介しています。今回は前回に続き、ランブイエ市の隣の隣、セルネー・ラ・ヴィル(Cernay-la-ville)市にある修道院跡を紹介します。朽ち果てた建物は、天空に浮かんでいる有名なあのお城のようです。
⇒自然豊かな街Rambouillet 1 大統領のお城と廃墟の修道院
朽ち果てた修道院
建物は朽ち果てていますが、今でもこのように十字架が残っています。
湧水をためている東屋
少し歩いたところには、湧水をためている東屋があります。「ここの水を飲むと子宝に恵まれると言われているんだよ」と、案内をした友人が説明してくれました。
「ただ、僕は飲んで恐ろしいほどお腹を下したんだけどね。ハハハ」
だそうです。確かにたくさん藻が生えているし、これを飲む勇気は…。食中毒の危険もあるため、やはり生水は控えたほうが良いですね。
先ほどの建物を遠くから眺めたところです。
結婚式などのイベントにも
中には半分朽ち果てた建物をそのまま再利用している建物もあります。結婚式などのイベントに使えるようになっています。
ホテルとしても営業
こちらは現在、ホテルとして営業しています。とても素敵な建物ですよね。「鳥の鳴き声以外何も聞こえない、静かな森の中で朝を迎える。最高の贅沢だよ」と友人が言っていました。
ちなみに、夜になると街の明かりが届かないため、星が降ってくるように見えるということです。
朝靄の中、こんなところを静かに散歩してみたいものですよね。
次回は牧場へ
廃墟の修道院を後にした僕たち、次は牧場に行くことに。
それは、また次回…。
⇒自然豊かな街Rambouillet3 農学校のジビエ・テリーヌと「人間国宝」のチーズ屋さん
執筆 Daisuke