前回に引き続き、パリのバリアフリー化(les adaptations pour les handicapés)事情をお伝えします。
皆さん手伝ってくれました
前回ではバスに乗る際にハプニングが起きたところまででした。そのハプニングとは…。
このモンマルトロバス、渡し板が故障していて出てこないのです。すると車内から数人のお客さんが出てきて、「機械が壊れているなら私たちが手伝えばいいだけの話。さ、持ち上げようか」と皆さんで手伝ってくれました。
サクレクール寺院目指していくが…
10分ほど乗ってモンマルトルの頂上に到着です。ここからはパリ市内が一望でき、常に多くの観光客でにぎわっています。お目当てのサクレクール寺院(Basilique du Sacré-Cœur) 目指して、もう少しだけ歩くことにしましょう。
あちらこちらに大きな段差
あちらこちらに大きな段差があり、ほとんどスロープが設けられていません。車いす利用者は、誰かの助けなしではこの界隈を観光するのは困難だということを実感。Francisさんはサクレクール寺院に入ったことがないためこの機会にぜひ入りたかったのですが、入り口にもたどり着けないほどたくさんの階段があり、今回は内部の見学は断念しました。とはいえ、
On est bien arrivés !! 無事に到着し、出発時と同様に無理やりガッツポーズをとってもらいました。
4時間半の大冒険
午後4時半に家を出発して、サクレクール寺院に到着したのが午後9時。4時間半の大冒険でした。車いすを利用してここへ来るというだけでもかなり大変だということを3人で実感して、帰路へ着きました。
その様子は次回お伝えすることにしましょう。さてさて、我々は無事に家に帰りつくことができたのでしょうか。
執筆 Daisuke