前回、自宅のあるシャトゥ市(Chatou)からモンマルトルまで4時間半かけて到着したFrancisさん。のんびりする間もなく帰宅までの冒険がスタートします。
どうにかエレベーター発見
自力でなんとか駅構内の地図を見つけてエレベーターの場所を確認できました。もう完全に日は暮れて真っ暗です。
電車に乗るための渡し板を職員さんにお願いしたいのですが、窓口はすでに閉まっています。とりあえずケ(un quai プラットホーム)までエレベーターで降りてみましょう。
エレベーターの到着を待ちます。FrancisさんもLionelさんもかなり疲れてます。そして「どうしてメトロの窓口の職員がエレベーターの場所を知らないんだ」と怒っています。
インターフォンで職員さんを
あともう少し。頑張りましょう!!…ですが職員さんがいないので、電車に乗り込むことができません。自力で職員さんを探さないといけないのでしょうか??
いえいえ。こういう場合に備えて、RERの駅には必ずアンテルフォヌ(un interphone インターフォン)があります。赤いボタンを押して少し待つと職員さんが応答してくれます。行先を言えばその電車の到着時間に合わせて職員さんが来ます。
再び渡し板を設置
電車が到着したら、行きと同じように手際よく渡し板を設置して運転手さんに行先を伝えてくれます。
車いすだけでなく自転車も
電車の中にはすでに自転車がありますが、ここは車いすだけではなく自転車用のスペースでもあります。扉の横に自転車マークがあります。フランスではRERや一般の電車では自転車を積み込むことができます。別途料金は必要ありません。ただしメトロやトラムウェイでは不可です。
ようやく出発点に帰還
そして、夜11時前、ようやく出発駅のシャトゥに到着しました。「On est arrivés !! 」。
Francis さん Lionelさん、本当にお疲れ様でした。日付が変わる前に無事到着することができてほっと一息。6時間半に及ぶ大冒険の幕がここでようやく降ろされました。本当にありがとうございました。
次回はFrancisさんのコメント紹介を元に、「心のバリアフリー」について皆さんと一緒に考えていこうと思います。
執筆 Daisuke