動画で観ようパリオペラ座バレエ団!日本人の団員や階級などもご紹介

2020.12.09
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オペラ座のダンスールたちフランスに興味のある方の中には、一度はパリ・オペラ座でバレエ公演を観てみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。煌びやかな内装とシャガールの天井画がある劇場で、一流のバレエを鑑賞することは素晴らしい経験になると思います。そこで今回は、パリ・オペラ座バレエ団についてご紹介します。

 

パリ・オペラ座バレエ団とは?

パリ・オペラ座バレエ ( Ballet de l’Opera national de Paris ) は、1661年にルイ14世によって創立された世界最古のバレエ団です。ロイヤル・バレエ、ボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエと共に世界4大バレエ団の1つです。

パリ・オペラ座バレエ団は、オペラ座の別称であるガルニエ宮や新オペラ座と言われているオペラ・バスティーユを中心に活動しています。厳しい基準や階級制度があるため、パリ・オペラ座バレエに入団し地位を築くのは非常に難しいと言われています。

 

パリ・オペラ座バレエ団に入るためには?

パリ・オペラ座バレエ団に入るためには、原則としてバレエ団の附属学校であるパリ・オペラ座バレエ学校 ( École de danse de l’Opéra national de Paris ) に入学しなければなりません。12歳までにオペラ座が定める厳しい基準に合格しなければならず、途方もなく倍率が高いことで有名です。

この基準には技術だけでなく、手足の長さや太腿の太さといった体型的なものも含まれます。このバレエ学校入学できなかった場合でも、外部生用のコンクールに合格すればパリ・オペラ座バレエ団に入団することはできます。日本生まれのエトワール・ダンスーズであるオニール・八菜さんは外部から入団した1人です。

卒業することが難しいパリ・オペラ座バレエ学校

パリ・オペラ座バレエ学校 ( École de danse de l’Opéra national de Paris ) はパリ近郊の町ナンテールにあります。第6学年から始まり、第1学年で全ての課程を修了し卒業します。日本の教育制度とは逆ですね。

この学校では数学など一般科目の授業もあります。またコンテンポラリーダンスやジャズダンスなど、バレエ以外の様々なダンスも学習するようです。毎年進級試験に合格しなければならず、不合格で学校を去っていく人も多いため卒業できるのはほんの一握りと言われています。

さらに、卒業してもパリ・オペラ座バレエ団に入るためには、入団試験に合格しなければなりません。不合格だった場合は別のバレエ団に入団したり、バレエ学校の教師になったりすることが多いようです。

 

パリ・オペラ座バレエ団の階級制とは?

パリ・オペラ座バレエ団には階級制度があります。カドリーユ(quadrille 第5階級)、コリフェ(coryphée 第4階級)、スジェ*(sujet 第3階級)、プルミエ(premier danseur / première danseuse 第2階級)、エトワール(étoile 第1階級)という5つの階級で、昇級するためには試験に合格しなければなりません
*日本ではスジェと呼ばれますが、本来の発音はスュジェ

エトワールは非常に難関な試験を幾度も突破した、ごく少数のダンスール(ダンス―ズ)に与えられる称号です。(2020年11月現在で団員153名中計15名)

エトワールの称号は生涯続くもので、この地位は退団後も継続します。パリ・オペラ座バレエ団は定年制を採用しており、どんなに活躍していたとしても必ず42歳で引退しなければなりません。

 

主なバレエ用語と世界三大バレエを解説

オペラ座のダンスールたち2バレエ用語にはフランス語が多く用いられています。バレエ鑑賞の際にも役立ちますので、主な用語をご紹介します。

・ダンスール ( danseur ) …男性のダンサー

・ダンスーズ ( danseuse ) …女性のダンサー

・ガラ公演 ( gala ) …記念行事など特別な行事の際に行われる公演。多くの有名ダンスール、ダンスーズが出演しソロやパ・ドゥ・ドゥを披露します。

・振付家 ( chorégraphe ) …バレエの振付を考案したり、それを教える人。フランスの振付家としてはマリウス・プティパ(Marius Petipa)やローラン・プティ(Roland Petit)などが知られています。

・パ・ドゥ・ドゥ ( pas de deux ) …男女2人での踊り。

・ソリスト(soliste)…ソロやパ・ドゥ・ドゥを踊ることの出来る主役級のダンサー。

・コール・ド・バレエ ( corps de ballet ) …バレエ団、もしくは郡舞を踊るダンサーたちのこと。

バレエ初心者にもおすすめ!世界三大バレエ

チャイコフスキーの以下の演目は世界三大バレエとなっており、オペラ座・バレエ団のレパートリーに入っています。バレエ鑑賞は初心者なので何を観ればいいのかわからないという方は、三大バレエの公演に足を運んでみてはいかがでしょうか?

・くるみ割り人形 ( Casse-noisette  原題:Щелкунчик )
・白鳥の湖 (Le lac des cygnes  原題:Лебединое озеро )
・眠れる森の美女( La belle au bois dormant  原題:Спящая красавица )

 

まとめ

オペラ座のバレエというと美しく華やかなイメージですが、裏には血のにじむような努力があります。YouTubeなどの動画サイトでもバレエ公演を鑑賞することが出来ますので、この機会にいかがでしょうか。もっと詳しく知りたい方は2021年1月1日に現エトワール・ダンスーズであるドロテ・ジルベール(Dorothée Gilbert)の自伝書「エトワール」が出版されています(私が翻訳協力をしました)ので、よろしければお手に取ってみてくださいね。

執筆者 ちはる

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