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2026年7月3日(金)、フランス夏の風物詩、今年で第113回目となる自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)が、4日(土)から開催されます。今年は隣国スペインのバルセロナからのスタートとなります。最終日の26日(日)は、パリ、シャンゼリゼ大通り(Champs-Élysées)でゴールします。
全21ステージ、走行距離3,321km、今年は過酷な大会に?
全ステージ(区間)の上りの標高差の合計である累積獲得標高は5万4,000メートル超、さらに山頂フィニッシュが5回設けられていることから、「マイヨ・ジョーヌ」(maillot jaune:総合首位の選手が着る黄色いジャージ)を狙う選手たちにとっては、例年にも増して過酷なルートであると言われています。
今年のツール・ド・フランスのコースは
今年のコースは、平坦ステージ、起伏のあるステージ、そして重要な山岳ステージがバランスの良い組み合わせのコースだと言われています。
スペインで開幕した後、選手らはピレネー山脈へと向かい、フランス側のレースは南西フランス、カルカッソンヌ(Carcassonne)から開始されます。その後、フランスの中央高地(le Massif central)を通過して一気に北東部ヴォージュ山脈(les Vosges)、そこからジュラ山脈(le Jura)を通って南下し、アルプス(les Alpes)へと進んでいきます。その後、パリ西部、車で1時間ほどのティロワ(Thiroy)に移動し、ゴール、シャンゼリゼを目指します。
・平坦ステージ(étapes de plaine):7
・起伏のあるステージ(étapes accidentées):4
・山岳ステージ(étapes de montagne):8
・チームタイムトライアル(contre-la-montre par équipes):1
・個人タイムトライアル(contre-la-montre individuel):1
詳細は、ツール・ド・フランス公式サイト
激しいスプリント、集団転倒事故を避けるためのルール改正も
ツール・ド・フランス開催期間中によく目にする落車シーンですが、過去幾度も歴史に残るような事故が発生しています。
特に、大会序盤は選手のアドレナリンが高まりやすく、スプリンターではない選手まで激しい競り合いを行うシーンが多く見られます。
そのため、2005年から国際自転車競技連合(UCI)は「最後の3キロルール」を導入しました。このルールは昨年、「最後の5キロルール」に改正されました。
適用されるのは平坦ステージのみですが、各ステージのゴールまで残り5キロメートル以内で、パンクや集団落車、メカトラブルなどのアクシデントが発生した場合、選手には、アクシデントが発生した時点で所属していた集団と同じタイムが与えられます。
適用にはいくつかの条件がありますが、こうやって大会側は選手の安全強化を行っています。
「ワールドチーム」と「プロチーム」とは?
ツールドフランスは、UCI(国際自転車競技連合)に登録するチームが参加します。
その中のワールドチームは上位18チームから成る第一カテゴリーで、プロチームはその下に属する第二カテゴリーで、十数チームがあります。
ワールドチームは、世界最高峰レースであるUCIワールドツアーに参加する権利を有し、今年のツール・ド・フランス大会には、ワールドチーム18チームとプロチーム5チームが参加します。
今年の参加チームの国籍は、フランスから4チーム、ベルギー3、スイス3、スペイン2、ドイツ2、オランダ2、そしてアメリカ、イギリス、ノルウェー、UAE、カザフスタン、オーストラリアがそれぞれ1チームとなっていますが、所属する選手の国籍は様々です。
ツール・ド・フランスは、8月の本格的な夏休み前の最後の大きなイベントです。これが終わるとパリの街からパリ市民がごっそり減って、海外からの観光客と入れ替わるのです。
出典:Total Velo、Le Tour(公式サイト)、Ouest-France
執筆:マダム・カトウ












