今回の一言はレストランでよく耳にする言葉です。旅行の際には何度となく足を運ぶ場所だと思いますので、ぜひ覚えてフランス語でスムーズな注文を目指しましょう。
平たい水とは?
de l’eau plate
直訳すると「平たい水」!? いったいどんな水でしょう?ただでさえレストランでのやり取りや注文って緊張するのに、わけの分からない単語が出て来たら困りますよね〜!
でも、メニューをじっくり読んで頂ければ想像はつくと思います。レストランで有料のお水を注文するとき、お水には大きく分けて2種類あるんです。2種類あるから、「eau」の後ろに形容詞をくっつけて区別しているというわけです。その2つとは・・
de l’eau plate と de l’eau gazeuse
右の「gazeuse」を見て「おや!」と思われた方は勘がいいですね。「gaz(=ガス)」という言葉を含んでいる形容詞「gazeux (gazeuse)」は「ガス入りの、炭酸の」という意味なので、「de l’eau gazeuse」は炭酸水のことを指しています。
じゃあ左の「de l’eau plate」、炭酸入りに対して・・と考えると、単なる(炭酸無しの)ミネラルウォーターのことです。
炭酸水が口の中でパチパチ弾けるのに対して、普通のお水はする〜っと喉へ入って行く、その滑らかな感じが「平たい」のでしょうか?いったい誰がいつの時代にこう呼び始めたのか、微妙に気になってしまうところですね。
ちなみに炭酸水(de l’eau gazeuse)にはもう一つ言い方があるのですが、そちらは音の響きも意味も可愛らしいのでご紹介しますね。その名も
de l’eau pétillante(ドゥロ・ペティヨントゥ)
形容詞「pétillant」は「パチパチ弾ける、キラキラ輝く」という意味で、まさにぴったりですよね。シャンパンを表現する言葉としてよく使われているみたいです。音が可愛いので、私個人は気に入ってよくこちらを使います。
あとがき
というわけで、水に関する些細な一言ですがレストランではきっとお役に立つはず!日本ではあまり炭酸入りの水を飲む習慣はありませんが、フランスでは家庭の食卓にもよく並びます。よく冷やして飲むとさっぱりしてとても美味しいのでお勧めですよ。
執筆 Miwa