皆さん、文房具は好きですか。フランスの文房具にはどのようなイメージをお持ちですか。生活に密着したアイテムなので、よく観察するとお国柄が出て面白い発見があります。今回はフランスで愛用されている文房具についてご紹介します。
日本と違う!フランスで使われている文房具
フランスの学校で使われる文房具は、日本と少し異なります。ノート、ペン、消しゴムなど定番の文房具の使い方にも違いがあり、とても興味深いです。
ノートはマス目タイプ
フランスの子供達が本格的にノートを使い始めるのは、幼稚園の年長に入る頃です。学年が上がるにつれノートの数も増えていき、中学生、高校生のカバンはノートと教科書でぎっしりです。
どんなノートを使っているかというと、かなり細かいマス目タイプと上下と左に余白のあるマス目タイプが多いです。フランスの学校では日本のように横線タイプのノートを使用することはありません。また教科によっては、ノートを持たずルーズリーフでファイルに収めていく場合もあります。
シャープペンの使用頻度が少ない
筆記用具はボールペンの赤、青、緑を必ず用意するように言われます。鉛筆やシャープペンよりボールペンの使用頻度が多く、書いて消せる日本のフリクションペンはフランスでも大人気です。またホワイトボードと専用ペンも単語の練習などで使います。
そして、日本の子供達が好きな香りのある消しゴムやスイーツ型の可愛い消しゴムはフランスにありません。日本で購入してプレゼントすると喜ばれます。
フランスの中学生は電卓が必須!
フランスでは中学生になると高度な計算ができる電卓が必要になります。なんと、電卓を使って計算式を解くのです!面白いですね。
フランスで人気の文房具メーカーは?
フランスの文房具の楽しい所は、カラーバリエーションが豊富なことです。明るい色が多く、見ているだけでウキウキします。ここでいくつか文房の定番メーカーを紹介したいと思います。フランスへ行くチャンスがあれば是非チェックしてみてください。
ノートといえば「クレアフォンテーヌ」
クレアフォンテーヌ ( Clairefontain ) は紙のメーカーで、女性の横顔がロゴになっています。バリエーションがとても多く、私は横線タイプを愛用しています。横線タイプは手に入りにくいので見つけたら数冊まとめて買っています。
ノートの表紙の色合いが美しく、紙の品質もとても良いです。レターセットもとてもきれいな色が揃っていて、招待状などにもよく使われています。
ブロックタイプメモなら「ロディア」
オレンジに黒い山のロゴが印象的なロディア ( RHODIA ) もフランス人が愛用する文具メーカーです。様々な大きさのメモブロックノートやメモ帳を揃えています。
一枚づつ切り取れる作りが特徴的で、私はポケットサイズのメモ帳を愛用しています。また、会議などでアイデアを書き留めるために、大きなメモノートタイプを持っているフランス人も多く見かけます。
定番シリーズはオレンジの表紙ですが、カラフルバージョンもあり、そのビビットな色のセレクトがとてもお洒落です。デパートの文具コーナーに行くとカラフルバリエーションが手に入ります。
ボールペンなら「ビック」
黒いボール型のキャラクターが可愛らしい文具メーカーのビック ( BIC ) は、数々のボールペンやカミソリなどで有名です。
フランス人が愛用しているのは、3色が1つにまとまっている先が丸いタイプのボールペンです。ボディ部分のカラーバリエーションが可愛いくて、書き心地もスムーズです。日本に行くときのお配りお土産に、いつも何本も買ってしまいます。
また季節限定のクリスマス、パリの風景などのボールペンもあるのでぜひホームページをチェックしてみてください。
まとめ
フランスでは、文房具コーナーに行くと日本やイタリアなど他の国のメーカー品も多く揃っています。値段も手ごろで日常使いできるので、お土産にもおすすめです。
執筆 YUKO