3日(日)午後、パリの主要な駅の一つであるモンパルナス駅(Gare de Montparnasse)で、技術的なトラブルによってモンパルナス駅を発着する全ての列車(地下鉄を除く)が運転を中止しました。
SNCF(フランス国鉄)はこの週末、モンパルナス駅を発着するTGVの数を増便するため、新しいシステムの運用を開始しました。この新システムは、日曜日のお昼過ぎまでは問題なく作動していましたが、お昼過ぎにコンピュータに不具合が見つかり、セキュリティ設備の遠隔制御が失われ、すべての列車の運転がストップし、モンパルナス駅発着の列車に乗り合わせていた数千人の乗客が、一時車内に取り残されました。
モンパルナス駅を巡っては、今年の7月にも信号設備の不具合によって3日間運転ができないというトラブルがあったばかりです。SNCFのイル=ド=フランス( Île-de-France)地域圏を管轄するアラン・クラコヴィッチ(Alain Krakovitch)最高責任者は、「今回のトラブルは7月のそれとはまったく関係がない」と述べています。
運転の再開は今日、月曜日の朝を予定します。
モンパルナス駅を利用予定の方は、最新の情報を入手し、時間に余裕をもって行動してください。
SNCFのホームページ⇒http://www.sncf.com/
執筆:Daisuke