パリ郊外北部、ル・ブルジェ(Le Bourget)で、6月19日(月)~25日(日)の日程で開かれていていたパリ航空ショー(Salon International de l’Aéronautique et de l’Espace, Paris-Le Bourget)で、L’ESA 欧州宇宙機関(L’agence spatiale européenne※)と宇宙開発事業に携る大手企業16社が、携帯電話の次世代通信システム「5G」のための人工衛星を開発することに同意した、と発表しました。
5Gは、超高速の通信速度のため、輸送・健康・メディア関連など様々な分野での活躍が期待できることから、社会や経済の重要な柱と位置づけられる、とL’ESAは話しています。また、現在の通信システムではカバーしきれていない遠隔地などもカバーするとし、緊急時の連絡手段としても期待されています。
打ち上げは遅くとも2018~2020年の間におこなわれる予定とのことで、超高速の通信システムが実現するのも、そう遠くなさそうです。
※フランス語での略称はL’ASEですが、フランス国内でも英語名称European Space Agencyの頭文字を略してL’ESAと表示されることが多いそうです。
執筆:Daisuke