来年のフランス大統領選挙に向け、右派・中道派の第一候補を決める予備選挙の第一回投票を11月20日に控え、17日の夜、7人の候補者による第3回テレビ討論が行われました。これまでアラン・ジュペ (Alain Juppé)氏と二コラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領との一騎打ちと見られていましたが、昨夜の討論後、三番手のフランソワ・フィヨン( François Fillon)前首相が世論調査のトップに躍り出るという躍進を見せています。
サルコジ内閣では首相として5年間の任期を満了し、なにかとメディアの批判を受けるサルコジ氏や汚職事件の過去や高齢が懸念されるジュペ氏に比べ、スキャンダルのない堅実なフィヨン氏の支持者がここへ来て増えつつあるとみられます。20日の投票結果でどの二人が決選投票に勝ち進むのか、目が離せません。
執筆:Miwa