今回はCAMPUS FRANCEでの面接の流れについて書いていきます。CAMPUS FRANCEとは、フランス政府が運営する留学局です。フランス留学に関する情報公開や、個別相談会などを開催しています。フランスへ3カ月以上留学する予定の人は、アカウント登録をする必要があります。
前回の記事⇒「CAMPUS FRANCE登録編≪学生ビザ取得への道≫」
面接までの流れ
CAMPUS FRANCEは東京と大阪にオフィスがあります。私の場合は、東京オフィスへ2016年8月中旬に行ってきました。在日フランス大使館の横に併設されているので、迷わずに辿り着きました。
詳しい所在地はこちらからご確認いただけます。
http://www.japon.campusfrance.org/ja/espaces/map
フランス語での面接があると聞いて、「どんなことを聞かれるんだろう?」「答えられなかったらどうしよう?」と不安でした。ですが最終的には「フランス語を勉強したい理由さえしっかり説明できれば、大丈夫だろう!」と考え、怖いもの知らずな私は特別な準備をすることなく臨みました。
面接開始
いよいよ面接当日。綺麗な東京オフィスに予約時間5分前に到着し、日本人女性との1対1の面接が始まりました。
日本語での質問内容は…
まずは以下の質問を日本語で聞かれました。
・高校、大学の入学及び卒業年月
・これまでの職歴。働いていない期間がある場合は何をしていたかなど
・ワーキングホリデービザでフランス滞在中、なぜフランス語の学校に通わなかったのか
・フランス語を学びたい理由
私が回答した内容を、面接官はパソコンに打ち込みながら聞いていました。質問内容は事前にオンラインフォームで入力した情報とほぼ同じだったので、答えに困ることはありませんでした。
面接官がこちらの回答に対して深くつっこむ事もなく、答えたら次の質問へいくといった流れでした。全体的に和やかな雰囲気で話しやすかったです。
面接時のポイント
「高校卒業は何年ですか?」「この会社を退職したのは何年何月ですか?」「退職後は何をしていましたか?」など、これまでの経歴を時間軸に沿って聞かれますので、自分の学歴、職歴の西暦を覚えていきましょう!
私の場合は、高校卒業?就職年月?西暦で?と計算しながら話しました(遥か昔の事ですので、すぐには思い出せないのです!)。
フランス語での質問内容は…
そして、フランス語で以下の2点を聞かれました。
・自己紹介
・週末は何をしているか「Qu’est–ce que tu fais le week-end ?」
私はシンプルな回答しかできませんでしたが、その場で思いつくフランス語で精一杯答えました。フランス語を学ぶために学生ビザを申請しているのですから、現時点ではフランス語を間違えて当然!と大きな気持ちで臨みました。
面接終了後、必要書類を提示
持って行ったのは以下の書類です。
・パスポート
・大学の卒業証明書の原本(英語またはフランス語)
・語学学校の登録証明書の原本(私が登録したソルボンヌ文明講座の場合は、正式な登録証明書がまだ発行されていないので、仮登録証明書でOKです。)
思わぬ問題が!
ところがここで問題が発覚! なんと語学学校の登録証明書が原本ではなかったのです!!
登録したソルボンヌ文明講座からメールで送られてきた仮登録証明書をプリントアウトして持っていったのですが、これはコピーにあたるとのことでした。
確かに、よく仮登録証明書を見れば、証明書には印鑑や学長のサインもありますので、原本ではないと分かります。なぜ私はそこに気付かなかったのか…。自分で自分を恨みました。
面接官は、私の出発予定日が約一ヶ月先であることを考慮した上で、他のスタッフの方に確認しに行ってくださりました。その結果、語学学校から原本を取り寄せて大使館でビザ申請をするように、との指示を受けました。
面接官いわく、「ソルボンヌ文明講座ならすぐに原本を郵送してくれると思いますし、出発までまだ日にちがあるので大丈夫でしょう」と…。
急いで書類を取り寄せ
本当に大丈夫なんでしょうか!?と不安ではありましたが、自分のミスなので仕方ありません。すぐに語学学校にメールと電話で仮登録証明書の原本を郵送するように依頼しました。
その後、一日以内に「発送しました」とメールで返信があり、依頼から土日も含めて8日後に仮登録証明書の原本が届きました!
今回のような困った場面でも手続きを素早く済ませてくれたため、この学校を選んで良かったなと思いました(学校選びの際、電話してもなかなか出ないような学校もありました)。
次回は「ビザ申請」について
これで手元に必要書類が揃えば、やっとビザ申請です。もともとはCAMPUS FRANCEの面接の翌日に、大使館でのビザ申請を予約していました。ですが今回のトラブルで延期を余儀なくされたため、8月下旬に予約を入れ直しました。
次回は、「ビザ申請の予約方法」と「必要書類」について書きます。
執筆 Emi