バカンスシーズン到来で都市部はやや人が少なくなり、逆に空港や駅は人が溢れかえっています。そんな時期にぴったりなのがこの映画「Nos jours heureux」です。
バカンスシーズンにぴったり
バカンスの醍醐味といえば、いつもと違う場所で生活をするところにあると思うのですが、フランス人はそういった場所でも皆すごく慣れている感じがします。
それはやっぱり子供の頃からバカンスに行っているからでしょうか。でも子供ってどんな風にバカンスを過ごしているの?…この映画は、普段私達が見ることのできないそんな子供たちの夏の過ごし方をコミカルに描いた作品です。
監督は「最強のふたり」のコンビ
しかも監督はEric ToledanoとOlivier Nakacheコンビ。それに皆様ご存知Omar Syも出演していて、あの 『最強のふたり(Intouchales)』と同じ組み合わせなんですよ。
ちなみにこの「Nos jours heureux」に出演した頃(2006)、Omar Syはそんなに有名ではなかったとか。
あらすじ
ヴァンサン(Jean-Paul Rouve)は子供向けサマーキャンプ(Colonie de vacances、略してColo「コロ」と呼ばれることが多いです)の責任者。子供たちの意味不明な質問攻めから始まり、なかなかの波乱の予感。そして想像した通り、ちょっとしたハプニングから警察を巻き込んだ男子の逃亡劇まで、毎日退屈する暇もないほどいろいろなことが起こります。
ヴァンサンと一緒に働くのはちょっとラスタ風なナディンヌ(Marilou Berry)、踊れる明るいお兄さんジョゼフ(Omar Sy)、声が全然聞こえないほど気弱なカロリンヌ(Joséphine de Meaux)など個性の強い大人たち。しかも子供たちに振り回されながらも、自分たちが喧嘩をしたり恋をしたり大忙しです。
果たして、みんなが笑顔で「楽しかった!」と言って帰れるバカンスになるのでしょうか。
みどころ
子供たちの夏休みがテーマではありますが、大人たちも一緒に成長していくところが素敵ですね。特にカロリンヌの変わり方が劇的過ぎて思わず爆笑、ぜひご注目ください。途中から言葉遣いがひどくなるので、真似しちゃだめですよ。
執筆 Shoko