パリジェンヌ伝授!フランスの家庭料理キッシュのレシピ

2017.06.23

キッシュ・ロレーヌ(la quiche lorraine)

フランスでは、冬になるとキッシュ(Quiche)という料理が食卓を賑わします。キッシュは、パイ・タルト生地の中に、卵やクリーム、ベーコンを加えてオーブンで焼き上げるロレーヌ地方の郷土料理です。中でも玉ねぎ、ベーコン、卵、クリームが入ったオーソドックスなものは「キッシュ・ロレーヌ(la quiche lorraine)」と呼ばれています。

今では、ロレーヌ地方に限らず、アレンジを加えてフランス全土で楽しまれている料理です。見た目が華やかなのでホームパーティーでもよく見かけます。この料理が作れるようになれば、パーティーのおもてなしや普段の食卓で活躍することは間違いありません。ここでは、パリジェンヌから教わった、本場のキッシュをご紹介します。

 

キッシュの材料と作り方

キッシュの材料と作り方

一般的なキッシュ・ロレーヌは卵やクリーム、ベーコンが主な具材です。一口食べると、パリッとした触感とクリーミーな味わいがとても魅力的。ここでは、シンプルなキッシュ・ロレーヌの作り方をご紹介します。

材料

  • パイシート:1枚
  • ベーコン、もしくはラルドン(棒切り状、さいの目に切った豚肉):150g
  • 卵:3個
  • クレームフレッシュ:250g
  • ナツメグ:小さじ1
  • 塩・胡椒:少々

作り方

  1. オーブンを200度に温めておきます。(フランスのオーブンでは、6~7の間の目盛り位置に設定)
  2. パイ皿にパイシートをひき、底の部分にフォークで数箇所穴を開けます。
  3. ベーコンはフライパンで火を通しておきます。
  4. 溶き卵、クレームフレッシュ、ナツメグ、塩・胡椒を混ぜ合わせます。
  5. ベーコンをパイ皿の上に散らし、その上から(4)を注ぎます。
  6. オーブンで30分焼いて完成です。

 

アレンジレシピ

野菜のキッシュ

キッシュはアレンジ幅が広いことも人気の理由の1つ。一般的に加えられるのは、野菜やチーズです。代表的な野菜は、ジャガイモやたまねぎ、パプリカ、ホウレン草、マッシュルームなど。どんな野菜にも合うので、お好きな野菜を入れて、自分のお好みのキッシュを作ってみてください。チーズはグリュイエールチーズやエメンタールチーズが用いられています。他にも、ベーコンをサーモンやツナに変えたり、カレー味にするなど自分の好みに合わせてアレンジを楽しむことができます。

フランスではクレームフレッシュは簡単に手に入りますが、日本ではあまり見かけません。クレームフレッシュは乳脂肪分約28%のクリームで、サワークリームよりも粘度や酸味が少なく、脂肪分が多いのが特徴です。クレームフレッシュが手に入らない場合は、生クリーム160mlと牛乳90mlで代用することもできますよ。

 

オススメの付け合せ

グリーンサラダ

キッシュはクリーミーでコクのある料理なので、サッパリとした味つけのものを付け合せましょう。フランスでは、サラダと合わせるのが一般的。葉もの野菜(レタス、サニーレタスなど)にトマト、パプリカを加え、フレンチドレッシングをかけた彩り豊かなグリーンサラダがオススメです。また、キッシュは赤ワインとの相性も抜群。特にアルザスのピノ・ノワール、ブルゴーニュの赤ワインなど爽やかな口あたりのワインが合います。

 

あとがき

1品あるだけで、食卓を華やかにしてくれるキッシュ。意外と簡単に作れることにビックリした方もいらっしゃるのではないでしょうか。好きな具材でアレンジして、ホームパーティを盛り上げてください。

執筆 MARU

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