絵のように美しい湖上の城として知られ、映画やドラマのロケ地としても人気のシャンティイ城(Château de Chantilly)。この記事では、パリからシャンティイ(Chantilly)への行き方や日帰り旅行モデルプラン、見どころ、周辺のおすすめレストランなどをまとめて紹介します。
シャンティイとは
パリの北約50km、電車で25分ほどの場所に位置するシャンティイ(Chantilly)は、かつて貴族コンデ公家の居城として栄えた街です。16世紀に建てられたシャンティイ城(Château de Chantilly)は、まるで湖に浮かんで見えるように設計されており、フランス・ルネサンス建築の傑作として知られています。
パリからシャンティイへのアクセス
電車で行く場合
出発駅:パリ北駅(Gare du Nord)
路線:TER(地方列車)またはSNCF列車
降車駅:シャンティイ=グヴィヨー( Chantilly–Gouvieux )駅
料金:片道約8〜10€
所要時間:約25〜30分。城まではさらに徒歩約20分かかります。駅前から出ているバス(Duc線)やタクシーを利用すると10分ほどで到着します。日帰りの場合は、Mobilis 5ゾーンの1日乗車券を利用すると便利です。
車で行く場合
パリ中心部からA1高速道路を利用し、約1時間でアクセス可能です。途中にはピクニックにもぴったりの草原や村々が点在するので、ドライブを兼ねてお出かけするのもおすすめです。シャンティイ城の敷地内や周辺には、有料駐車場が整備されています。
シャンティイ城の見どころ
コンデ美術館(Musée Condé)
シャンティイ城は現在、「コンデ美術館(Musée Condé)」として公開されています。城内最大の見どころは、コンデ公が収集した膨大な数の絵画・書籍コレクションです。落ち着いた雰囲気の中、フラゴナールやラファエロなどの名画を、天窓から注ぐ自然光の中で間近に鑑賞することができます。
ヴェルサイユの政治的な歴史を感じさせるような豪華さとは異なり、シャンティイでは知や芸術の優雅さが際立ちます。中でもグランド・ギャラリー(Grande Galerie)に並ぶ名画の数々は圧巻です。
城の建築と庭園
「湖上の城」とも称される、水面に映るシャンティイ城の外観は、訪れる人々を魅了する見どころの1つです。庭園は、ヴェルサイユの造園家ル・ノートルによる設計で、噴水や運河が幾何学的に配置されています。
特に春から夏にかけては、花々と緑が調和した絵画のような景観を楽しめます。個人的には、秋から冬にかけての静かで凛とした雰囲気も、どこかロマンチックで大好きです。
シャンティイ競馬場と馬の博物館
城のすぐ隣にはシャンティイ競馬場と馬の博物館(Musée du Cheval)があり、馬術ショーが定期的に開催されています。この地域はフランス競馬の中心地としても有名で、伝統的な馬文化に触れることができます。
シャンティイ城周辺のおすすめレストラン・カフェ
観光の合間には、城周辺のカフェやレストランで休憩も必要ですよね。シャンティイ名物といえば、クレーム・シャンティイ ( Crème Chantilly ) というホイップクリームのスィーツです。地元で愛されるデザートをぜひご堪能ください。
・La Capitainerie:シャンティイ城内のレストラン。名物クレーム・シャンティイを使ったデザートが人気です。
・Le Vertugadin:シャンティイ城の厩舎からすぐ。歴史的建物を利用したビストロで、伝統的なフレンチをカジュアルに楽しめます。
・Le Jardin d’Hiver:5つ星ホテル併設の高級フレンチ。記念日ランチにもおすすめです。
シャンティイを満喫するおすすめ日帰りモデルプラン
パリからシャンティイまで片道30分(城までは1時間)ほどでアクセスできるため、1日あれば存分に美術・建築・自然を満喫できます。夕食はパリに戻ってからゆっくりと食べられるようなスケジュール感です。
09:00 パリ北駅出発
09:30 シャンティイ=グヴィヨー駅到着
10:00〜12:30 シャンティイ城・コンデ美術館見学
12:30〜13:30 ランチ(La Capitainerieなど)
14:00〜15:30 庭園・馬の博物館散策
16:00 カフェで休憩・お土産購入
17:00 シャンティイ=グヴィヨー駅発
17:30 パリ北駅到着
まとめ
静けさと芸術が調和したシャンティイは、パリ近郊で上品で落ち着いた小旅行先をお探しの方に、ぜひおすすめしたいスポットです。都心の喧騒を離れてフランスの文化と芸術を感じられる、特別な場所です。水辺に映る城、光に包まれた絵画、そして甘いクレーム・シャンティイ。どの瞬間もどこか幻想的で、優雅な気分に浸れること間違いありません。
執筆 Yuzu












