フランスでは、11月中旬頃から少しずつクリスマスの準備が始まり、12月になると、すっかりクリスマスモード!どこの街も夜はイリュミネーションで輝きます。クリスマスは家族と一緒に過ごすフランス人が多いようです。フランスのクリスマスについての情報をお伝えします。
すべての街が輝く!フランスのクリスマスイリュミネーション
フランスのクリスマスイリュミネーションといえば、まず思い浮かぶのが世界的に有名なシャンゼリゼ通りですよね!秋頃から通りの両側に並ぶ街路樹1本1本にライトがセッティングされ始め、11月末に行われる点灯式でイリュミネーションがスタートします。そうすると、フランスもいよいよクリスマスシーズン到来!です。
2019年の点灯式は11月24日に女優のLudivine Sagnierをゲストに迎えて行われました。翌年の1月8日までシャンゼリゼ通りは真っ赤なイリュミネーションに彩られます。シャンゼリゼ通りに限らずフランス全国がクリスマスのデコレーションにきらめきます。フランスが最も輝く1ヶ月半です。
デパートやショッピングモールには建物数階分の高さはある巨大なクリスマスツリーが登場したり、ショーウインドウの飾りつけは、機械仕掛けで動く楽しい趣向をこらしたものになったりと、どこを歩いていてもウキウキした雰囲気!小さな子供達も楽しめるようにショーウインドウの前に台があるのが嬉しいところです。
クリスマスツリーは本物のもみの木で
最近は自然保護の傾向が強くなってきたこともあり、本物のもみの木を購入する人が減っているとのことですが、やはり11月末になるとクリスマスツリー屋さんが街に登場します。日本でしめ縄が年末に売られるのと同じような感覚かもしれません。
希望する高さと木のタイプを選ぶと、運びやすいようにネットに入れてくれます。11月末から12月始めには、街でクリスマスツリーを肩に担いでいる人をよく見かけることとなります。
フランス人たちはクリスマスをどう過ごすの?
クリスマスの祭日は12月25日のみですが、帰省のため前後1週間お休みを取るという人が多くいます。また24日は多くのお店が早めに閉店してしまいます。
大家族のディナーでは、素敵なクリスマスデコレーションを施したテーブルに豪華なお料理が並びます。クリスマスディナーに欠かせないのが、スモークサーモンやフォアグラ、牡蠣や手長海老などのシーフードやエスカルゴ。飲み物はなんといってもシャンパン!デザートの定番はブッシュドノエルです。
家族みんなでテーブルを囲んで、よく食べて、よく飲んで、よく話して過ごすのがフランス流。日付が25日になってからお互いに贈ったプレゼントを開けますが、子供達はもちろん翌朝になってから!朝早くクリスマスツリーの下に駆け寄る子供たちを、遅くまでディナーをしていた大人たちが眠い目をこすりながら見守るというのが定番です。
一度は見てみたいクリスマスモードのフランス
11月末から1月初旬までは各地がイリュミネーションで彩られて、フランスが1年で最も輝く時季となります。ぜひ1度フランスのクリスマスを体験してみてくださいね。尚12月25日は美術館や博物館、レストランなど休業になる施設が非常に多いので、観光の際は十分にご注意ください。
執筆:YUBO