今回はフランス北部のリール市で9月に行われる、1年で1番大きなイベントについてご紹介します^^それはLa Braderie de Lille (ブラッドリーと読みます)。ヨーロッパでも最大規模の「蚤の市」です。
ムール貝が有名なリールの蚤の市
ヨーロッパでも最も大規模かつ有名なのみの市 un marché aux puces で、毎年約200万人もが参加します。なんといっても街の中心地をすべて歩行者天国にしてしまうので、普段とはまったく違う光景にびっくり。出店しているのはプロの方はもちろん、自宅の前でお店を出す一般の方もいて、なんともバラエティに富んでいます。骨董品から日用品までいろいろなものが見つかりますよ。
わたしはずーっと探していたアンティークの世界地図、そしてビールグラスとトレイのセットをゲットしました。満足です♪
そしてこのブラッドリーでは必ずと言っていいほど、食べていただきたい料理があるんです。それは・・・・・・Les moules-frites (ムール貝とフライドポテトのセット)
どこのお店に行ってもあるのはこれ。ちなみに日本料理店や中華料理店でもブラッドリー開催中はこのムール・フリットが食べられます。(笑)もちろん飲み物はワイン、ではなくてビールです。
今は無くなってしまいしたが、昔は各レストランがこのムール貝の貝殻を山積みにしてその高さを競ったそうです。(廃止の理由は、酔っ払った人がこのムールの山につっこんで危険だからだとか)
現在はこのAux moulesというレストランの前だけで見ることができます。普通の人の身長は軽く超えているような高さ。圧巻ですね!いったい何個あるのでしょう??
最後にブラッドリーで大切なこと、それはなんといっても値段交渉。元の値段が低いものはいくらなんでも気が引けますが、例えば
「これ3つ買うので3ユーロにしてくださ い!」
「じゃあこれもつけて5ユーロでどう?」
「あと一声!」
「じゃあ4ユーロ!」
という具合です。お店の人と商品について話したり、値段交渉したり、フランス語を使ってコミュニケーションが取れるのもブラッドリーの魅力です。
あとがき
アンサンブルで鍛えたフランス語を試すべく、ぜひ来年あたりみなさんいかがですか?
執筆 編集部