10日(火)午後、フランス中北部(パリから南へおよそ100㎞)のロワレ(Loiret)県で、フランス空軍の戦闘機が訓練飛行中に、誤って爆弾を落下させる事故が発生しました。
ダッソ―ミラージュ2000(Dassault Mirage 2000)戦闘機が、ロワレ県のノジョン=シュル=ヴェルニッソン(Nogent-sur-Vernisson)上空を飛行中、誤って爆弾を地上の自動車工場に落下させました。落下現場となった工場では、2名の作業員が負傷し、一時従業員600人が避難する騒ぎとなりました。
さいわい、この爆弾はレプリカで爆発物は含まれていませんでしたが、最初に駆けつけた消防隊員が、爆弾がレプリカであることを知らされるまで、現場一帯は一時騒然となりました。
フランス空軍のスポークスマン、オリヴィエ・スロ(Olivier Celo)大佐は、今回の件は極めて稀なケースであると強調していますが、周辺の住民は不安を抱えたままです。
多くの従業員が精神的にショックを受けている為、本日自動車工場にカウンセラーが配置される予定です。
執筆:Daisuke