2027年フランス大統領選 国民が求める「理想のリーダー」とは?

2026.04.24

フランス エリゼ宮2026年4月24日(金)、来年初頭に予定されるフランス大統領選挙を控え、理想の大統領像について、地元メディアが行った世論調査の結果が発表されました。果たしてどんな人なんでしょうか?

 

仏大統領の理想像、10年前より若く

多くのフランス人はまだ誰に投票するかも、そもそも各政党の候補者の名前もまだはっきりしていない中、地元メディア、ラ・トリビューン・ディマンシュ社の依頼で行われた世論調査では、理想の大統領の年齢は47歳、官僚や民間人よりも政治家がよい、という結果がでています。

次期大統領の年齢に関して回答者は、45~55歳の間が良い、が約半数を占め、2割の人は35~44歳ともっと若い層を、17%が55歳~65歳を希望しています。

平均値は47歳で、10年前の2016年の同じ調査では50歳だったことを考えると、3歳も若返っています。

2017年、フランス史上最年少の39歳で当選したマクロン大統領から一気に若返ったフランス政治界ですが、この傾向は続いているようです。

 

立候補表明の面々、極右は若く、左派は高齢化

現在、複数の政治家が立候補を表明していますが、各政党の大統領候補者は決まっていません。

これらの政治家の中で、理想の平均年齢に最も近いのは、中道左派で欧州議会議員、プラス・レピュブリック党首(Place publique)のラファエル・グリュックスマン(Raphaël Glucksmann)で、来年の大統領選の時点で47歳になっています。

中道では、マクロン第一政権下の元首相エドワール・フィリップ(Edouard Philippe )が58歳、第二期の元首相ガブリエル・アタル(Gabriel Attal)が38歳になります。

極右、国民連合(Rassemblement National:RN)党の党首、ジョルダン・バルデラ(Jordan Bardella)が31歳、同党の創始者で初代党首のマリーヌ・ル・ペン(Marine Le Pen)が58歳です。

右派保守で出馬を表明しているのは、昨年10月まで内務大臣を務め、現在元老院議員の共和党党首、ブリュノ・ルタイヨー(Bruno Retailleau)で、選挙時は66歳になっています。

左派は、社会党のフランソワ・オランド(François Hollande)(72歳)、極左LFI(不服従のフランス)党のジャン=リュック・メランション(Jean-Luc Mélenchon)(75歳)、 ともに70歳を超える高齢で、世論調査の平均値47歳からも大幅にかけ離れています。

フランスを一つに取りまとめることができる人

国家の分断、二極化が世界の国々で問題化する中、フランス国民も例に漏れず「国を一つにまとめることができる人」を57%の人が理想の大統領の条件に挙げています。これは、10年前に比べ17ポイントも上昇し、「社会の分断をいとわず改革を優先」と答えた人は42%に後退しています。

まだわからない53%

大統領選まで1年を切ったわけですが、45%の人が「目星をつけている」と答える一方、半数以上はまだ「どういう人が良いか」わからないと答えています。

 

マクロン大統領の支持率、再度下落、22%

4月のマクロン大統領の支持率は、前月より1ポイント後退し22%、ルコルニュ首相も4ポイント減の32%となっています。2月末からのイラン情勢への対応で、3月に支持率が一気に5ポイント上昇した大統領も、長引く原油高によるガソリン代の高騰と経済の先行き不安から再び落ち込んでいます。

大統領任期満了後、政治家はやらない

欧州首脳非公式会議を前に、訪問先のキプロス島の在キプロスフランス学校で、マクロン大統領は、10年の大統領任期終了後は「政治家はやめる」と発言しています。

その理由として、オランド前大統領の側近になるまでは投資銀行に勤めており「大統領になる前も政治家ではなかった」と説明しています。

前述の世論調査では、51%の人が理想の大統領は「政治家」であることを希望しています。

現職大統領の支持率の低迷と関係があるのかはさておき、今後の動向が注目されます。

出典:20minutes

執筆:マダム・カトウ

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