2026年3月31日(火)、世界でフランス語を話す人は3億9,600万人となり、中国語(北京語)、英語、スペイン語に次いで4位と、標準アラビア語を抜いたとフランコフォニー国際機関(OIF : Organisation Internationale de la Francophonie)は発表しました。また、フランス語は英語に次いで最も学習者の多い言語でもあります。
フランス語を話す人3億9600万人、過去3年間で急増のワケ
フランコフォニー国際機関(OIF)の発表によると、2022年の時点では世界でフランス語を話す人は3億2100万人と、3年間で23%も増えています。
この快挙の大きな理由は、OIFが2025年よりフランス語を母国語、公用語、もしくは必須科目とする国の6~9歳の就学児童を数値の集計に加えたためです。
これにより、前年まで5位だったフランス語が標準アラビア語を抜き、4位にランクアップしました。
アフリカ大陸が全体の65%、将来10人に9人も
現在、フランス語を話す人の半数以上が、フランス、カナダのケベック、ベルギー、スイスといった欧州や北米ではなく、アフリカ大陸に住んでいます。
さらに2025年になると、フランス語を話す人の数は5億9000万人となり、うち90%は人口増が顕著なアフリカ大陸に住んでいるとOIFは推計しています。
人口1億1200万人のコンゴ民主共和国(RDC)だけをとっても、国民の51%がフランス語を話し、ニジェールやマリでは言語発展の主な推進要因としてフランス語で学校教育を行っています。
フランス語観測所(Observatoire de la langue française)代表のモハメド・エンバルキ(Mohamed Embarki)氏は、フランス語で教育するということは「質が高く包摂的な教育と、十分に訓練された教師を必要とする」と位置づけています。
フランス語学習者、世界に1億7千万人、英語に次ぐ
フランス語は世界36か国で、母国語もしくは第二言語として教えられています。
また、フランスはもとより、ベナン、ブルキナファソ、ガボン、ハイチ、ケベック、スイス(フランス語圏)、トーゴ、ベルギー(フランス語圏)では、学校教育において用いられる唯一の言語となっています。
さらに、2025年6月に、人口3900万人のアンゴラ共和国は、小学三年生からフランス語を必須科目に指定しました。
フランス語圏、世界経済でも存在感
フランス語観測所のエンバルキ氏によると、フランス語圏は世界のGDPの16.5%を生み出し、世界の物品貿易の20%を占めています。また、世界貿易で3番目に使用される言語でもあります。
フランス語、インターネット上の存在感は?
インターネットにおける言語的・文化的多様性観測所(Observatoire de la diversité linguistique et culturelle dans l’Internet : OBDILCI)の発表によると、ネット上のコンテンツで最も利用されている言語は英語ですが、圧倒的シェアを占めているとおもいきや、実際は20%と意外と低いことが明らかになっています。
英語に続く2位はスペイン語、3位は中国語、4位はポルトガル語、ロシア語、ヒンディー語と並んでフランス語のコンテンツが全体の3.5%を占めています。
出典:Le figaro、TF1
執筆:マダム・カトウ












