「〇〇すべきだったのに/〇〇できたのに」後悔の気持ちをフランス語でどう言う?

2024.01.30

仕事やプライベートで「こうすればよかったなあ」と考えてしまうことはありませんか?
「◯◯したかったのに」という後悔の気持ちは “J’aurais voulu~” で表現することができ、当サイトでも、すでに説明している記事があります。(◯◯したかったのに!後悔の気持ちを表現するには?をご参照ください)

今回は、その応用編として「◯◯すべきだったのに」という感情を表す言葉をご紹介します。

 

J’aurais dû+動詞不定形:「〇〇すべきだったのに」

「〇〇すべきだったのに」「〇〇できたのに」という考えは、現実とは異なる仮定の世界を述べるときに用いる条件法を使って表現します。結果的に別の行動をとるべきだったという後悔を表現するときは、devoirの条件法過去を用います。

文型は「主語+avoirの条件法+dû +動詞不定形」です。
まずは主語が「Je」の 「J’aurais dû+動詞不定形」を覚えてしまいましょう。

J’ai attrapé un rhume. J’aurais dû acheter des médicaments à la pharmacie.
風邪をひいてしまった。薬局で薬を買っておけばよかった。

J’ai acheté une nouvelle jupe. Mais j’aurais dû choisir l’autre couleur.
新しいスカートを買った。でも別の色にすればよかった。

J’ai échoué à l’examen. J’aurais dû étudier plus sérieusement.
試験に落ちてしまった。もっとまじめに勉強すべきだった。

Je n’aurais pas dû+動詞不定形:「〇〇しなければよかった」

「〇〇しなければよかった」と、過去の行為を後悔する気持ちを表すときは、否定文にします。

Je n’aurais pas dû faire ça.
あんなことしなければよかった。

J’ai mal à l’estomac. Je n’aurais pas dû manger autant hier.
胃もたれがする。昨日、あんなに食べるんじゃなかった。

J’ai mis mon amie en colère. Je n’aurais pas dû lui dire ça.
友達を怒らせちゃった。彼女にあんなこと言わなければよかった。

 

J’aurais pu+動詞不定形:「〇〇できたのに」

実際にはしなかったけれど、やろうと思えばできたことや、できる可能性があったことを思って後悔する気持ちを表すときは、pouvoirの条件法過去を用います。

文型は「主語+avoirの条件法+ pu+動詞不定形」です。
こちらも、まずはJ’aurais pu+動詞不定形を覚えましょう。

Si je t’avais demandé des conseils, j’aurais pu faire quelque chose.
もし君に相談していたら、どうにかできただろうに。

J’aurais pu faire mieux.
もっとうまくやれただろうに。

devoir・pouvoirともに、相手の行動に対する婉曲な非難を含むことがあります。

Elle aurait dû aller le voir.
彼女は彼に会いに行くべきだったのに。

Hier soir, tu étais où ? Tu aurais pu me téléphoner.
昨日の夜、どこにいたの?電話してくれてもよかったのに。

Tu aurais pu me laisser un message.
私にメッセージを残しておくこともできたでしょうに。

 

まとめ

devoir・pouvoirの条件法過去を使った表現方法をご紹介しました。

「〇〇すべきだったのに」「〇〇すればよかった」
J’aurais dû+動詞不定形

「〇〇できたのに」「〇〇できただろうに」
J’aurais pu+動詞不定形

何かに後悔したとき、フランス語で言ってみましょう。

Natsuko

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