前回、大学院の修士2年目以降の課程に入るためには、事務的な出願手続きの前に「指導承諾書」を得ることが必要だと書きました。
フランスの教授にツテのない方に
日本の大学の指導教授から、フランスの教授を紹介していただける方は、その機会を大いに利用しましょう! でも、ずっと日本の大学に所属していて、フランスの教授にツテなんてないよ!という方も多いと思います。
そこで今回はあくまで、「知り合いの教授なんていない」「紹介してくれそうな方も見当たらない」という場合について書きますね。
まずは教授を探す
まずは、指導をお願いしたい教授を見つける必要があります。
ステップ1. 論文や著書を読んで、あるいは学会発表を聞いて、自分の分野・研究のアプローチと近い教授を見つける。
ステップ2. その教授の個人webサイトや大学のサイトなどで情報を収集する。連絡先も載っているはずです!
どの教授にお願いしたいか、決まりましたね。
メールで直接交渉する
次のステップはずばり、直接交渉です! 以前は封書で連絡していたようですが、今は時代が変わりましたので、(よっぽど古風な先生が相手でない限り)メールでの連絡でOKです。
件名が大事!!
気にしない方も多いのですが、メールを書く際にかなり重要なのはタイトル(件名)です!! 大学の先生のもとには、毎日何百通というメールが届きます。すべてのメールを読む時間なんて到底ありません。
その中で、見知らぬ人(出願者のあなたのことです)からのメールに目を留めてもらうためには、タイトルで指導依頼メールであると知らせることが必須です!! 例えば、“Demande de direction en thèse (あなたの名前, l’Université ×× au Japon)”と書けば、日本の学生からの、博士課程での研究指導依頼のメールであることが分かります。
人気のある先生には指導依頼の連絡も殺到しますので、タイトルにあなたの名前と現在の所属を書くだけでも、「より具体的な情報」を相手に与えることができ、メールを開いてもらえる確率が高まります。
メールの中身についてはまた次回書きたいと思います!
執筆 momo