どれほどモチベーションが高くてもフランス語の勉強を継続するのはそう簡単なことではありませんよね。特に話せない、分からない、というフラストレーションが多い初級レベルの間は挫折しそうになる方も多くいらっしゃることでしょう。
そこで今回は3回シリーズで「フランス語を身につけるとこんないいことがある!」ということを語りたいと思います。フランス語が話せるようになった自分を具体的にイメージできるとフランス語学習へのモチベーションにも繋がりますよ。
フランス語をマスターして感じる5つのメリット
私が実際にフランス語を身につけることで感じた人生のメリットには、次の5つのポイントが挙げられます。
1.人生の自由度が上がった。
2.考えるスピードが速くなった。
3.フランス人のお友だちができた。
4.日本人にも外国人にも一目置かれるようになり、自分に自信がついた。
5.日本語を話せることがスキルに変わった。
フランス語を身につけることで広がる人生の自由度
日本語だけでなくフランス語を話せるようになると、これまでにできなかった次のようなことができるようになります。
1.フランス人と話せる。
2.日本にあるフランス語由来のネーミングの意味が分かる
3.フランス語を日本人に教えられる。
4.日本語をフランス人に教えられる。
5.フランス語の情報を仕入れることができる。
6.フランスと日本を橋渡しするような仕事ができる。
7.物事をフランス人やヨーロッパ人の視点から見つめることができる。
これらは語学という新しいスキルが増えたことで人生の自由度が上がった点です。フランス語を学ぼうと思った最初の動機はこれらのどれかであることも多いかもしれませんね。でも、実際にフランス語を身につけることで得られる自由はこれらの分かりやすいポイントのみに留まりません。
日本人の観念から自由になる
世の中に溢れている情報は、テレビであれ新聞であれネットであれ、誰かが発信している情報です。誰かが発信している以上、情報は発信者によって取捨選択され、発信者が伝えたいように加工されています。同じ情報でも発信者が変われば180℃違った印象を与えることもあるのが情報です。ということは情報を日本語でのみ受け取っていれば、日本人視点からの物の見方に縛られてしまうことになります。
実際にフランス語で情報が受け取れるようになると、日本社会では自明のことのように思われている「価値基準」や「モラル」「一般常識」は文化が変わればたいして重要なことではない、ということが分かるようになります。世の中の多様性を感じとれるようになると自由に物事の価値をとらえ、自由に考えることができるようになっていきます。
周囲と違う自分を受け入れてもらえるようになる
変化は自分だけに留まりません。フランス語を身につけることで周囲の日本人からも「一般的な日本人とは違うカテゴリーの人」と認識されるようになります。すると、多くの日本人と異なる意見を言っても「そういう考え方や生き方もあるのか」と周囲に受け入れてもらいやすくなります。
「自分自身も等身大の自分に気づきやすくなり、周囲からも一般常識を押し付けられにくくなる」というダブル効果で、人生の自由度が上ったように感じます。
次回のシリーズ「フランス語を身につけるとこんないいことがある!」では、「思考のスピード」と「フランス人のお友だち」について語ります。お楽しみに!
執筆:マナミ