パリジェンヌのようにボーダーを!色選びと着こなしのコツを知ろう

2016.11.22

ボーダーシャツの女性

前回は、パリジェンヌの定番小物ストールのお話をさせていただきました。今回は、マリンルックでお馴染みのボーダーシャツについて語ります。

 

フランスが誇るボーダーシャツ

フランスには長い歴史を誇るボーダーシャツのブランドがたくさんあります。今では世界中で愛されているアイテムですが、もとは船乗りの仕事着でした。また最初に作られたものが白と青だったのは、海に落ちたときに見つけやすくするためだそうです。

フランスでは、ボーダーシャツのことをラ・マリニエール(La marinière)とも呼びます。船乗りを意味するル・マラン(Le marin)の仕事着ということが、文字からも伝わってくるでしょう。今ではニットやワンピースなどボーダー服全般に、ラ・マリニエールという言葉が用いられています。フランスのブランドサイトなどを見たときは、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

パリジェンヌが好きなボーダーの配色は?

青と白のボーダーシャツ

ボーダーシャツの定番色には白×紺や白×黒などがあり、さまざまな色のボトムスと合わせやすいことで人気です。日本と同様、パリでもボーダーシャツを着た人々を目にしますが、日本人とは選ぶ配色が少し異なることに気付きます。それが、白×青のボーダーシャツです。この青は鮮やかで美しいロイヤルブルーで、フランス人が好む色。空や海を思わせる日常の景色に馴染む色です。さらにボーダーのピッチも、カジュアル度が低い細目のものを選んでいることがわかります。

一方、日本では白×赤のかわいい雰囲気のものや、白×グレーのナチュラルなタイプも人気です。ピッチも細いものから太いものまで愛用する方が多いのではないでしょうか。ボーダーシャツはカラーバリエーションが豊富なので、それぞれの個性に合わせて選び着こなしているという印象を強く受けます。国によって選ぶ色やピッチに違いが出るのはおもしろいですね。

 

パリジェンヌ流!ボーダーシャツの着こなし方

パリジェンヌはボーダーシャツに、スキニーパンツを合わせていることが多いです。足の線が出るスキニーには色っぽさがあるので、カジュアルなボーダーを女性らしく見せる効果があります。着こなしにエレガンスを添えたい彼女たちには、相応しいアイテムといえますね。また足元はスニーカーやバレエシューズが定番ですが、秋になるとショートブーツが加わります。パンツの裾をブーツの履き口に入れると、おしゃれと同時に防寒対策ができ、脚長効果も得ることが可能なのです。また スキニーパンツの素材に、レザー調のものを取り入れると、よりパリらしいコーディネートに仕上がります。

そして注目したいのが、ボーダーシャツとタイトスカートの組み合わせです。シンプルな黒の膝上10cmのスカートにバレエシューズを合わせたスタイルは、なんともパリらしく素敵に映ります。しかしパリジェンヌと同じように、短いタイトスカートを履くには少し勇気が要るものです。そんなときは、台形スカートを合わせることをおすすめします。丈は膝が見えるものを選び、バレエシューズをタイツと合わせれば、パリジェンヌ流の着こなしが完成します。もし身長が低くバランスがとりにくいならば、ヒールのあるショートブーツを合わせるときれいにまとまりますよ。

 

ボーダーシャツを女性らしく

日本ではボーダーシャツにワイドパンツやプリーツスカートを合わせるのが旬ですが、パリジェンヌを意識した着こなしにもぜひ、挑戦してみてくださいね。
次回は、パリジェンヌの定番靴バレエシューズの魅力とコーディネート法についてお話したいと思います。

執筆 KUMICO
photo:kumiko

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